断腸亭料理日記2004
5月6日(木)夜
連休明け初日、今日は一日眠かった。
早めに、帰宅。
帰りにスーパー(赤札堂)に寄って、買い物。
生鰹節を買う。
生鰹節(なまりぶし)。鰹を蒸した(茹でた?)ものである。
前回、「池波正太郎のそうざい料理帖」(平凡社)から
ポテトフライを作ったが、今日は生鰹節。
この季節のものである。
「東京下町に住み暮らす人々のなつかしい惣菜でもあった。」
と、書かれている。
なまり(生鰹節というよりも、こう呼んだ方がピッタリくる。)、
これも、筆者、子供の頃からあまり好きなものではなかった。
家でも、やはり、祖父、父が好きで、よく出ていたが
しょうがじょうゆ食べていた。
基本的に、パサパサしたもので、子供が好きなものでもない。
(池波先生は、子供の頃から好きであったようだが、、。)
私にとっては、しょうがじょうゆ、というのも、
いけなかったように思う。
甘酢で食べる、というのも知らなかった。
父は、とにかく、甘いのが、嫌いだった。
煮物にも砂糖はおろか、みりんすら入れさせなかった。
前に出た、鰈の煮付けの味である。
なまりは、一口大に割いて、甘酢をかける。
これだけである。(針しょうがを載せてもいいようである。)
なるほど、これなら食える。
そこそこ、うまいじゃないか。
脂も少しある。
今日は、これと、枝豆、谷中しょうが、らっきょう。
ビール。
谷中しょうがは、味噌(信州味噌)を付けてガリガリ食う。
枝豆はまだ出回っていないので、冷凍ものを流水解凍したもの。
(すべて、火を使っていない、どころではなく、出しただけである、、。)
居酒屋メニューというのか、初夏の東京下町、親父晩酌メニューというのか
まあ、これで、充分。
最後に、飯を食おうと思ったが、冷や飯を妻に食われてしまい、
買い置きの冷凍ピラフ。
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