断腸亭料理日記

浅草・魚がし寿司

6月11日(金) 第3食
夕、妻よりTELが入り、帰り道、浅草、松屋前で待ち合わせ。

何を食おうか?

暑い。浅草ビューホテル裏の「焼き肉」?
これは、うまいが、安くないうえ、歩く。

「麦とろ」(駒形)。うまいが、かなり、高い。

「魚がし寿司」。安い!
うまくない。
が、まずく、もない。

決まりである。

松屋の先、馬道(うまみち)通り沿いに二天門(北)方向に歩き、すぐ右。

いつも、列をなしている。

20分ほど待つ。

好きな物をたらふく食って、ビール
(ここのビールはスーパードライと、エビス。 どちらも\600。
したがっていつもエビス。)
を呑んで、一人\2000で収まる。

店は、カウンターと、テーブル二つ。
お世辞にも、きれいとはいえない。

灰皿は置いて、いない。
と、いっても、禁煙というわけではない。

吸い殻は、床(土間)へ落とす、のがルール。
(変なルールであるが)
 
断っておくが、決して、うまくない

板さんが、とりたてて、愛想がいいわけでもない。
(しかし、不快ではない。
へんに、常連に愛想よく喋っている、親爺よりはよっぽどいい。)

細かな仕事をしてあるわけでもない。
(かといって、包丁が錆(さ)びている、
鮮度が悪いということは、もちろん、ない。)

回転寿司と比べてどうか、と言われれば、疑問もある。

しかし、頼んで食える、普通の寿司屋である、ということ。
したがって、もともとが、安いのだが、
旬のものは、さらに安く、置いている。

ちなみに、今、きんめ、めぬき、などちょと変わった白身が旬である。
きんめは、今の時期、非常に脂があってうまい。

筆者にとっては、決して居心地は悪くない寿司屋の一軒である。
 
 
 

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