一昨年12月から、1年と10ヶ月あまり。
長いような、短いような名古屋の生活であった。
良いことは、この日記を始めるきっかけになったこと。
悪いことは、数え上げたらきりがない。
うまいものは、ひつまぶし、味噌煮込みうどん(それも、山本屋のもの)、カレーうどん。
まずいものは、数え上げたらきりがない。
東京の人間が、最も、性に合わない地方(ところ)である。
街も、人も。(仕事ではもっと、性質が悪い。)
名古屋に関する考察は、されつくされている。
曰く、偉大なる田舎。
モラルの低さ。馴れ合い、もたれ合い。
煎じ詰めると、名古屋というところは、社会として、ゆるい。
筆者が思うに、この風土は一朝一夕(明治以降、もしくは戦後)
にできあがったものではない。
例えば、東北の実りの少ない土地、九州の南端と比べ、
気候的にも温暖で、豊かで広い濃尾平野にあり、京都、大坂にも近い。
恵まれた環境である。
しかし、原因はそれだけではない。
歴史的に見て、江戸時代、300年に渡る、尾張藩の存在が大きく関わっている。
御三家筆頭。全国の「藩」のなかでの、地位はもっとも高い。(そのくせ、将軍は一度も出ていない。)
播州赤穂の忠臣蔵の例を引くまでもなく、外様であれば、いつ、取り潰しになるかわからない。
幕府から、様々なことで、金を絞り取られ、厳しく管理されていた。
自然、領民も、社会としても、締まる。
この、締まり、が、他地域と比べ、かなり、ゆるかったのではないだろうか。
そのゆるい、300年の間に、培われた社会である。
いっそのこと、名古屋だけ、日本から独立してくれないだろうか?
東京が止めた、万博をやろうというセンス。
このくらいで、止そう。
もちろん、個人的には、いい人もいる。
礼を申し述べたい人もいる。
しかし、それを帳消しにして余りあるほどの、名古屋である。
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今日は、料理日記にならなかった。
たまには、こんな回もあってもいいか。
帰京しても、この日記は続く。(!?)
皮肉なことであるが、今度は妻が、兵庫県の淡路島へ、来年の1月までの予定で、長期出張が決まり、依然として、今度は、東京に戻って一人暮らしの生活が続くことに、、。
※平均点 2.600 合計 30人