何を食べようか。
まだ、雑煮用の鶏肉が残っている。
親子丼を作ろう。
久しぶりに、飯を炊く。
NHK「男の食菜」のテキストにあった。
(放送は、次回)
今日は、これを手本にしよう。
作る。
まず、出汁。
この、例は、鶏だから、鶏の出汁、ということである。
鶏挽肉を煮出し、卵白を入れ、濾す。
これは、前に、「上海焼きそば」(譚彦彬先生レシピ)でも使っていた。
味付けは、しょうゆと、みりん、のみ。
砂糖は入れない。辛めの味付けになる。
卵は1人前に、2個。
親子丼と言えば、たまねぎも、あるが、テキストは長ねぎ。
今日は、長ねぎでやってみよう。
テキストを見ると、1人前ずつ丼鍋で作るのが、いい、という。
でき栄えを考えると、1人前ずつがいいのだろうが、
鶏肉が2人前程度はあり、面倒くさいので、鍋で、一遍に作る。
出汁に、熱の通りを考えて、鶏から。
そこそこ、熱が通ったところで、ねぎ。
ねぎは、半煮え程度がうまい。
卵は、完全に溶かない。
蓋をして1分。半熟で完成。
どんぶり飯に盛り、やはり、雑煮用で余っていた、三つ葉をちらす。
この、三つ葉、だけでも、なにか、本格な感じが、してしまう。
食べる。
やはり、親子丼は、鶏肉のうまさ、品質で、40%は決まってしまうのではなかろうか。
まちろん、卵の半熟加減、出汁の味付け、など、うまさを左右する、
要素はあるが、これは、作り方(テクニック、タイミング)で解決できる。
しかし、肉のうまさ、だけは、解決がつかない。
前回のかしわそばでも、書いた。
築地の鶏肉専門店(今、店名は、忘れてしまった)で買ったのだが、
コクがあって、まったくに、うまい。
同じ鶏肉でも、こうまで違うのかと、思う。
今、ブロイラー、と、いうのは、あまり、ないかも知れないが、
スーパーで「○○地鶏」と称して売られているものも、多いが
この鶏は、肉質もプリプリしており、断然に味が濃い。
親子丼のような、濃い味付けで、ガツガツと食べる、丼もの、の場合、
こうした、しっかりした鶏がぴったりである。
※平均点 2.679 合計 28人