断腸亭料理日記

久しぶりの料理。「かつ丼」


3月4日(土)第2食
昨日は、久しぶりの呑み会。

このところ、楽しいメンツで、楽しい酒を呑むと、つい酒量を過ごし
二日酔い。

ウィークデーは仕事の多忙、土日は引越し&出張で、
料理をする余裕もなく、
文字通り、料理を作れないフラストレーションが溜まっていた。

この日記も、と切れがちになってしまっていた。

何をつくろうか?

かつ丼である。

引越し後、間もなく、ガス台もない。
まずは、ガス台を買いに走る。

ついでに、豚ロース、生パン粉を調達。

ガス台を設置し、
調理に入ろうとするが、
ダンボールに食器、鍋など、入ったまま。
必要なものを探し出すのも、一苦労である。

飯を炊く。

豚ロースは、片面に塩胡椒。
小麦粉を、まんべんなくふりかける。

全卵を溶き、水を足し、小麦粉を混ぜ入れる。
ここに肉をくぐらせ、すぐに、パン粉へ。

中央に置き、肉の上面にもパン粉を掛け、
手のひらで、ギュッと、押し付ける。
ここが、生パン粉の値打ちである。
押し付けても、フワッと、戻ってくる。
この時に、パン粉が、「立つ」のである。
(パン粉は平らなトレーに、たっぷりと入れると、やりやすい。)
この時、下になった面が、よりきれいにパン粉が立つため、
この、下面が、揚げる時の表になる。

鍋にラードを熱する。
160〜70℃程度。

肉を1枚ずつ投入。
衣が固まるまで、箸は一切つけてはいけない。
20秒程度か。

ここで、火を若干落とす。
片面2分。
ひっくり返して1分。
(揚げるタイミングは、音が変わるという。
換気扇など、回していると、この音はよくわからない。)

まずまず、よく揚がった様子である。

煮込む、つゆを作る。
水、しょうゆ、酒、砂糖を煮たてる。
濃い目に。

5mm程度に切った玉葱を用意。

丼鍋に玉葱、つゆを入れ
カツを置く。

玉葱がしんなりするまで、火を通す。
ここで、卵投入。

卵は1個。溶かない、箸で卵黄を軽く崩す程度。
カツの上から、流し入れる。
ふたをして、弱火。
(以前に、ふたを忘れ、固まらなかった失敗もあった。)

カツ上部の卵が固まりかければ、OK。
完成である。

丼鍋から、滑らせ、丼飯に盛り付ける。

食べる
久しぶりの料理でもある。

とにかく、うまい
妻は、味が濃い、卵が少ない(2個使うべきであった)
などと、言うが、
誰がなんと言おうが、このかつ丼は、うまい。
筆者の味付けは、東京の、そば屋のかつ丼である。

ひとまず、満足である。
 
 

※平均点  2.621      合計 29人

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