断腸亭料理日記

あんこう鍋


3月4日(土)第2食
夕方、かつ丼を食べ終わり、
再び、引越しの片付けに戻る。

6時過ぎ、魚を買いに出る。

遅いため、小岩の駅ビル、魚
閉店間際であり、なんでも、3パックで、\1,000。

迷ったが、量は多くなるが、
あんこう(元は\1,100程度)、生まぐろ(同じく\600)、さば2匹(不明)
に決める。
これは、安い。

それから、春日子(カスゴ、10cmほどの小鯛のこと。文字通り、春のものである)。
10匹ほどで、\220。

あんこう鍋のために、芹と、独活を買う。

帰宅し、春日子をさばく。
小さいため、手間がかかる。
鱗を取り、三枚におろす。

例によって、酢〆にして、押し寿司にしてもよい。
頭と骨は、汁に。

身は、塩をし、笊に並べておく。
2時間ほど塩をした春日子は、甘酢に漬ける。

11:00、そろそろ、あんこう鍋に取りかかる。
独活は皮を剥き、酢水で、下茹でしておく。

これだけである。

すき焼き鍋(鉄鍋)に水、しょうゆ、酒、砂糖で割り下を作り、
あんこう、独活、芹を煮ながら食う。
(神田須田町 伊勢源流である。)

これは、うまい。
きょうは、曇から雨だが、春のように温かくなった。
ビールがうまい。

あんこうは、アンキモも身も、独特の臭みがあり、
この臭みが、うまさなのだが、独活、芹の「えぐ味」「香り」とよくあう。

最後に、出汁を足して、飯を入れ、卵でおじやにする。
これも、伊勢源流。

充実、である

※平均点  2.593      合計 27人

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