断腸亭料理日記

はまぐりピラフ

54日()
実のところ、これは、連休中、いつのことであったか、
忘れてしまったものである。

「はまぐりのボンゴレロッソ」を書いたが、
この、ソースが余っていた。

夜中、腹が減り、思いついて、作ったものである。

作る
にんにく、たまねぎみじん切り、をオリーブオイルで炒める。
ここに、米2カップを入れ、炒め、鍋に移す。

また、冷蔵庫に、買っておいた鰆(さわら)があった。
これも、入れよう。

やはり、にんにくみじん切りをオリーブオイルで炒め、
塩をした鰆の切り身を軽く炒め、白ワインを投入。
タイム。

残っていた、はまぐりのトマトソース、
といっても、スープに近い、よく出汁の出たものである。

ここから、貝だけを取り出し、炒めた、鰆を入れ
水、ホールトマトを足し、
風味付けに、ローリエ、鰆が煮崩れないように、
軽く、煮込み、味見。
塩を足す。

この、スープを鍋の米と合わせ、炊き込む。
炊飯器ではなく、ピラフらしくアルデンテするため、ガスにしてみる。

パエリアもそうであるが、
日本の米で、日本人の口に合う塩梅に炊き上げるのは
難しい。

パエリアでは、かき混ぜない、オーブンに入れるなど、
する。

煮詰まらないように、水を足しながら、時折、かき混ぜてみる。

20分ほど煮込んで、そこそこに、米に火が通ってきたが、
中央に芯はある。
このまま炊き上げると、煮詰まり、焦げる。
また、この段階で、水分を足すと、おかゆになってしまう。

火を止め、ふたをして、蒸らす。
15分〜20分。

米は、ほんの少し、芯がある程度までしあがったが、
水分は若干残った。
難しいものである。
やはり、ピラフというより、、、、リゾット?

まあよい。
取り出しておいた、貝を足し、混ぜ入れる。

食べる
これが、実に、うまい。
はまぐりのだしと、鰆の味も出ている。
魚介類のトマト風味ピラフ(リゾット?)。

ちょっと、手間はかかるが、日本人の味覚には、合う。
もっとポピュラーになっても、いいメニューであろう。
 
 
 

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