妻は帰京しているが、仕事に出かけ、
筆者は、新宿まで、連休中に借りた、レンタルビデオを返しに行く。
葛飾から、新宿までの間、魚屋の、選択肢はいろいろあるが、
前にも書いた、小石川1丁目、こんにゃく閻魔前、魚屋「鯛助」を覗いてみる。
ここは、いつも、本当に、いいものが安い。
今日は、、?
鯵と穴子である。
「脂あり」と書いた、そこそこに大きい鯵が、6,7匹あって、\200である。
それから、大きな穴子。開いたもの、3本で、\500。
鯵は言うまでもなく、今が旬である。
また、特に、今年はよく獲れているのだろうか。
比較的どこへ行っても安い。
帰宅し、早速おろしにかかる。
全部で7匹あり、うち4匹をおろし、たたきにする。
おろしていても、脂ののった鯵であることが、よく判る。
わきぎを、たっぷり、みじん切りにする。
ついでだが、わけぎも、近所のスーパーで、3把\100と安かった。
生姜。これも今、季節である。安い。
たっぷり、おろす。
おろした後の頭、骨は、煮だし、出汁を取っておく。
さらに、わけぎは、さらに、さっとボイルし、
水気をよく切り、赤・白半々の酢味噌で、ぬたにする。
穴子は、明日、天ぷらにしよう。
妻の帰宅を待って、食べる。
丼鉢いっぱいの鯵の叩き。
脂ののった鯵は、味が濃い。
旨みに溢れている。
たっぷりのおろし生姜とねぎ。
なにか、黄金の組み合わせのように、感じる。
わけぎのぬたもいい。
魚にしても、野菜にしても、うまいものは、安い。
これは、考えてみれば、しごく、当たり前のことであった。