断腸亭料理日記

市谷 左内坂 カレー・パク森

10月18日(月)
オフィスのある、市谷。
外堀通りから、急な左内坂の途中、左側。

銀行へ行きがてらの昼食である。

カウンターだけの店。

転勤していたため、もちろん食べるのは久しぶりである。

40歳代の、店主らしい男性(森さんというのであろう)と
もう一人、若めの男性。
にこやかな、店主の奥さんらしい、女性の3人である。

男性二人は無言で、きびきびと、動く。
ライスは几帳面に秤(はかり)で計量している。

筆者は、「パク森カレー」というのに決めていた。

これは、几帳面に厚さ1.5cm程度、均一に盛ったライスの上に、
これも、まっ平らに「ひき肉のカレー」敷き詰め、
更に、この「ライス」「ひき肉カレー」の半分に、
普通のカレーソース(欧風カレー)がかかっている。

いわゆる、ジャガイモ、にんじんなどは入っていない。
(他に、もちろん、野菜の入ったメニューもある。)

インド風でもなく、あえて言えば、「欧風」なのだろうが、
けっこう、うまい。

先日、筆者が作った、欧風カレーに近い。
スパイスが立っておらず、例の、きつね色まで、炒めた、たまねぎの甘味、
がなにか、筆者の、欧風カレーのイメージである。

几帳面さは、もちろん味にも反映し、
甘過ぎもせず、辛過ぎもせず、
全体として、まとまって、デリケートな味である。
手間が充分にかかっているのではないだろうか。

昼時には、近所のサラリーマン、OLなどが列をなす。
今日は、早めに出てきたため、難なく座れた。
また、待ってもカウンターのため、回転は速い。
当然、待つ甲斐もある。

正直なカレー屋、そんなイメージである。

※平均点  2.484      合計 31人

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