銀行へ行きがてらの昼食である。
カウンターだけの店。
転勤していたため、もちろん食べるのは久しぶりである。
40歳代の、店主らしい男性(森さんというのであろう)と
もう一人、若めの男性。
にこやかな、店主の奥さんらしい、女性の3人である。
男性二人は無言で、きびきびと、動く。
ライスは几帳面に秤(はかり)で計量している。
筆者は、「パク森カレー」というのに決めていた。
これは、几帳面に厚さ1.5cm程度、均一に盛ったライスの上に、
これも、まっ平らに「ひき肉のカレー」敷き詰め、
更に、この「ライス」「ひき肉カレー」の半分に、
普通のカレーソース(欧風カレー)がかかっている。
いわゆる、ジャガイモ、にんじんなどは入っていない。
(他に、もちろん、野菜の入ったメニューもある。)
インド風でもなく、あえて言えば、「欧風」なのだろうが、
けっこう、うまい。
先日、筆者が作った、欧風カレーに近い。
スパイスが立っておらず、例の、きつね色まで、炒めた、たまねぎの甘味、
がなにか、筆者の、欧風カレーのイメージである。
几帳面さは、もちろん味にも反映し、
甘過ぎもせず、辛過ぎもせず、
全体として、まとまって、デリケートな味である。
手間が充分にかかっているのではないだろうか。
昼時には、近所のサラリーマン、OLなどが列をなす。
今日は、早めに出てきたため、難なく座れた。
また、待ってもカウンターのため、回転は速い。
当然、待つ甲斐もある。
正直なカレー屋、そんなイメージである。
※平均点 2.484 合計 31人