断腸亭料理日記

かつ丼

4月17日(金)第2食
かつ丼。昨日は揚げあがった、ところまで。
今日は、煮込んで、食う。

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さて、煮込み、である。

拙亭にはいわゆる「丼鍋」がある。
親子、カツ丼などに使う、片手の付いた、平型の小さな鍋である。
少し前に、\100ショップで買った。

1人前である。この丼鍋に直接、とっておいた昆布出汁、しょうゆ、みりん、
砂糖を入れ加熱し、アルコールを飛ばす。
少し、甘目を目指す。

玉ねぎを5mm幅の櫛(くし)形に切る。

先のカツをまな板にのせ、切る。
まだ温かく、サクッ、サクッ、と切れる。
なんとも、ここちいい。よく揚がっている。
切り口を見ると、中心部がほんの少しレアで、火が通りすぎていない。
たまたま、だが、いい出来である。

つゆを張った、丼鍋に、玉ねぎをまず入れる。
テレビ(男の食彩)では「玉ねぎは、半生」と言っていたが、
筆者は少し、煮えた方が好み。
玉ねぎのみ、先に煮る。

 しんなり、してきたところに、切ったカツを並べて置く。
ここからは、煮すぎない。

 鶏卵は、箸を刺す程度で、完全に溶かない、という。
なるほど、そうかも知れない。

さっ、と煮立てて。
 卵は半熟、せっかく、カラッと揚がったカツを煮崩さない、と、いう。

ソーッと飯を盛った丼に移す。
ちょっとくずれた。

半熟とはいえ、卵がゆるすぎたか。

ん?、、
ふたをして、煮る」のであった、、。

もはや遅い。

しかたなく、食う

、、、、、。

しかし、なんのかんの、いうものの、うまい。

しろみ、が生なのも、飯と混ぜれば、なんということもない。
つゆの味もいい。
カツの、サックリ、も残っている。

なんと言っても、カツ丼である。
新橋の親爺も言っていたが、ガツガツと掻っ込むものである。

満腹、充分、満足である。

カツが上手く揚がったことで、今回はよし、とせねばなるまい。
ポイントは生パン粉とラードである。買い足してよかった。  
 

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