断腸亭料理日記

カツ丼

4月17日(金)第2食
引き続き、東京。

妻もいないため、なぜ、家にいるのか、いささか疑問
もあるが
自分の家である。
また、東京である。

10:30起床。
NHK「男の食彩」を視る。

今日は、カツ丼。
新橋のカツ丼屋。

うまそうである。よし、作ろう。

米を研ぎ、ざるに上げておく。
たれのために、鍋に水を張り、昆布を浸ける。

下駄をつっかけ、材料を近くの商店街まで、買いに出る。

自転車ではなく、落語稽古を兼ね、徒歩である。

生パン粉、豚ロース、、と。

帰宅。
、、、。

ラードを忘れた。
、、、。

サラダ油でもいいか?
いや、いかん。
ここは、大きな分かれ道、のような気がする。
悔いは残したくない。

稽古もできる。

炊飯器のスイッチを入れ、再び出る。

再び帰宅。

さあ、作る

「ピー」。
ん、飯が炊けた。

テキストを見ながら、、。
豚肉の筋を切る。
食べるときに、切れにくい脂身の部分である。

塩胡椒。これは片面。両面やる味が強すぎるという。

両面に下地の小麦粉を振る。

ボールに、鶏卵、水、同量の小麦粉。
天ぷら同様、これは、粘りを出さぬように、さっくり。

けっこう、ドボッと、した感じにした。

下地の付いた肉に、この衣をたっぷりつけ、
平容器に入れたパン粉の上に置く。
上から、パン粉をまぶし、ギュッと押す。
と、生パン粉のため弾力があり、フワッと、はね返ってくる。

テレビで、くだんの、かつ丼屋の親爺が「パン粉を立てる」と
言っていたが、なるほど、この、フワッ、でパン粉がトンガッテくる。

ソーッとおいておく。同じように2枚。

フライパンに、ラード(1本半)。火を入れる。
せっかくである。ラードのみでやってみる。

親爺が「鍋は小さ目」と、言っていたが、1枚が入るくらいの直径ならばいいか。

パン粉を落として、はねるくらい、という。(150℃)
こんなもん、か。

肉を投入。

音が変わってきたら、ひっくり返す。
フライパンが浅いため、下になった中央部が、底に接し、
均等な揚げ色にならない。
菜箸で、少し、上げながら、、。
まあまあ、かな。
きつね色になってきた。

あげる。
なかなかに、よい。
確かに、パン粉が立っていると、プロっぽい仕上がりである。

続けて2枚。

上手くいった。カラッと、うまそうである。
このまま、とんかつとして、食ってみたいくらいである。

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「その壱」はここまで、明日は、煮て、食べる。
結果や、いかに。乞、御期待。
 
 

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