2004年5月 筆者
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4月25日(日)夜
鯵の押し寿司も完成。
これより前に、小柱を買いに出たが、
やはり、名古屋にはなかなか、小柱などというものはない。
かろうじて、「赤貝」という名前で、小柱とヒモがそのままついたまま、の
ものがあった。(刺身用であるが)
名古屋人は赤貝、小柱、ヒモ、と別々の物として食べない、のであろう。
筆者は貝の刺身なかでは、このヒモ、が好物である。
東京の魚屋で、見かければ必ず求める。
ともあれ、かき揚げ作りである。 「小柱と三つ葉のかき揚げ」は江戸前のねたである。
冷水に鶏卵を溶き入れ、準備。
まず、ひもと、小柱を切り分け、よく、洗う。
三つ葉は3cm程度の長さに切る。
大根が残っていたので、おろす。
油を用意。
冷えた鶏卵水に小麦粉を入れていく。
これも、ドロッとした感じの硬さに。
小柱、三つ葉を合わせる。
熱した油、150℃くらいであろうか。
若干低め。
かき揚げは難しい。
まず、衣がゆるすぎ、油温が高いと、まとまらず
飛び散ってしまう。
かたすぎると、厚く固まり、中心まで、火が通らず、表面はこげでいても
中心は、生に、なってしまう。
おたま、で、たねと衣を取り、油にゆっくり投入する。
厚くなりすぎぬように、広げながら。
油温をキープしながら、揚げる。
揚げ色を見ながら、裏返し、若干、油温は下がり加減に。
低温でじっくり。
直径10cmくらいのものを、続けて2枚揚げる。
完成。試みに、半分に切ってみる。
ん、やはり難しい。
一つは中の小麦粉に若干、生(白い)の部分があった。
もう一つはまあ、まあ。
食べる。
ビールである。
天つゆ(桃屋のつゆ)におろしを入れ、かき揚げをドボッと
浸けて、食べる。
ホントーに難しい。生っぽいところもありながら、表面の小柱は
揚がりすぎの部分もある。
また、ちょと、小柱が少なかった。
ひもから切り分けたため、小柱そのものの量が足らなかった。
たっぷりの方がいい。
しかし、まあ、御の字。そうは言っても食える。
今日のところは満足。
また、挑戦しよう。