断腸亭料理日記

鯵押し寿司

4月25日(日)夕
いなりずし、一つを食べ、
さて、今日は「三つ葉と小柱のかき揚げ」を作ろう、と考えている。

しかし、冷蔵庫には昨日、安いから、といって買った、
小鯵が手付かずである。
これをほうっておいては、いけない。

マリネ、南蛮漬けもいいが、この間作った。

どうする?

いなりずし、に使った酢飯が残っている。
押し寿司を作ろう。
昨日のものだが、よく〆れば大丈夫であろう。

う、、、。少し、生臭い。
昨日のうちに、せめて、おろして、塩くらいしておけばよかった。
よく洗う。
10cm程度のほんとに小さな鯵6,7匹である。
三枚におろす。

たたき、や刺身で食うわけではないので、きれいではなくてもいいか。
細かい作業だが、さくさくと行う。

皮を引き、身だけを、もう一度よく洗い、ペーパータオルで水気をよく切る。

両面、塩をする。

ここで、車で小柱を買いに出る。
(名古屋である、そこらのスーパーでは心配。
  百貨店まで。)

1時間。帰宅。

ちょっと「鯵の開き」のような色と香りになっている。
よし、この程度でいいか。

塩を洗い流し、再び、水気をよく拭き取る。
甘酢に浸ける。(砂糖は少な目)

見る見る、白くなってくる。
これならば、さほど時間をかけなくてもいいか。

押し寿司の型。
拙亭にはこんなものもある。

に、ラップを敷き、
(本当であれば、よく水になじませて、飯は直に入れるのだろうが、
  これはむずかしい。ベトベトにくっついてしまう。
  このため、筆者は、ラップの手助けを借りる。
  しかし、この場合水分が内にこもるので注意が必要。)

型の底に、酢からあげた小鯵をきれいに並べる。

酢飯を、指の腹で、押し込んでいく。

う、さすがに、酢飯が足らなくなった。

白飯自体は残っていたので、レンジで再加熱し、
再び酢飯を作る。
当然だが、飯が熱くないと、酢の水分は飛ばない
これは、加減がむずかしい。
加熱しすぎると、飯がベトベトになり、
せっかく固めに炊いた飯がだいなしである。

うん。うまくできた。

よく、冷まし、再び、詰める。

ぐっと押さえつけ、完成

さて、型から出し、ラップを外し、濡らした包丁で一切れ切って味見。

しょうゆをつけ、、、

うん。
まずまず
まだ、なれていないが、けっこうよくできた。

再び、ラップに包み、型に戻し、重しをする。

さて、次は、「小柱と三つ葉のかき揚げ」である。

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