工程としては、下拵え、揚げ、蒸し、煮込み、と実のところ、
かなりの手間がかかる。
下拵え。
まず、肉を、比較的大き目の一口大に切る。
しょうゆ、酒、みりん(紹紅酒の代わり)、五香粉を振り掛け、
味を馴染ませる。
片栗粉を軽く、ふる。
揚げる。
中華鍋に油をはり、高温(180℃)で、さっと、揚げる。
ボールに、先ほどの漬け汁をベースに、炒めたにんにく、生姜、
八角(入れすぎに注意。花びらのような、部分でいえば、2〜3個で充分である。)
砂糖、XO醤、中華スープ、もう一度、しょうゆ、さけ、みりん。
このボールに、揚げた肉を入れ、蒸す。
中華で比較的よくやる、手法である。
煮込んでもいいのだろうが、
より高温になり、より、肉が柔らかくなる、、、のだろう。
(蒸し器、蒸篭(せいろ)がないので、鍋に湯をはり、平たい容器<土鍋がちょうどよかった>
に、汁、肉を入れ、そのままドボンと、入れる。)
40分。
串で、肉の柔らかさを見ながら。
直接、湯に、鍋を入れていたので、熱が上がらなかったのか、
今一つ、柔らかくならない。
しかし、なんといっても、\1,300の肉である!
もともと、充分柔らかい。OKである。
もう一点。
蒸しているうちに、揚げた時点の片栗の衣が、溶け出して、
しまった。
衣は、いらなかった、のか?
(うろ覚えで作っている、、。)
しかし、これも、不幸中の幸い?
ちょうど、あんかけ状になった。
本当は、蒸し上がったものを、もう一度、
中華鍋に戻し、湯通しした青菜などと合わせ、水溶き片栗粉でとじ、
仕上げる。
今日の青菜は、豆苗。
肉とは別進行。
高温に熱した、中華鍋でさっと、炒め、塩。
レンジで戻した、干し海老と戻し汁、水溶き片栗粉を、気持ち。
完成である。
「牛バラ」は、工程はいくつもあるが、1時間程度でできる。
食べる。(赤ワイン)
飯は、後にして、肉だけで。
まさに、とろけるようである。肉の一片が珠玉に感じられる。
味わいながら、噛みしめながら、、食べる。
つゆだけでも、うまい。
これのみを飯にかけても、充分、である。
八角の風味もちょうどよい。
もちろん、肉は、こんなに高いものでなくても、いい。
ほんとは、安くても、脂身が多く、しこたま量があり、飯にぶっかけ、
バクバクかっ込む、そういう、料理である。
※平均点 2.811 合計 37人