断腸亭料理日記

大根・しし唐・山かけ他

5月25日(火)
8:30オフィスを出る。

日曜に買った大根があった。
「おしん大根」と称して\100であった。
(なにが「おしん」なのかは不明。)
大根の身、自体は細いのだが、葉っぱが、立派で
いかにも、採れたて、という感じであった。

これを食べなくてはいけない。
大根といえば、本来は冬のもの。
今日はなんにしよう。

9:00までやっているスーパーに寄り
マグロブツ、しし唐、を買う。
しし唐もそろそろ季節である。

マグロブツは山芋が買ってあったので、山かけに。
しし唐は、揚げ煮に。

作る。
鰹出汁を取り、冷ましておく。

大根は、鶏と白煮にし、さっぱりとしょうゆのみで食う。
昨冬、「仕掛人梅安」で憶えた、土鍋の料理である。
この季節では、いささか時期外れのようだが、まあいいだろう。
大根のうまさを味わうものである。

ついでに、おろしも作る。冷凍してあるしらすで、しらすおろしに。

マグロ山かけ。
山芋はガスであぶり、ひげ根を焼き取る。
皮ごと、おろし金でおろす。
調味は、しょうゆ、酒、冷ました出汁にわさび。

しし唐は多めの油で、炒め揚げに。
揚げ上がると、先ほどの出汁にしょうゆ、酒のみで軽く煮る。

これに、冷蔵庫の鶏レバー煮を加えて、
なんと、五品。
しかし、それほど、手間は掛かっていない。

食べる。

大根と鶏
やはり、冬のメニューである。
しかし、腹にはたまる。

マグロ山かけ
これはうまい
わさび、鰹出汁、しょうゆ、酒の味付けの妙であろうか?
今日のなかでは出色である。

しらすおろし
これは、滅法、辛い。
細めの大根は辛い。
おろしそば、にいいか。

しし唐揚げ煮
煮過ぎない、煮立てがうまい
パリッとした、食感と、辛みが残る程度。
この食感は、しばらく置くと、すぐ失われてしまう。
1日経つとまた違う、グニュっとした、うまさになる。

まあ、満足である。

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