さほど好物ではなく、
ビーフンの買い置きはない。
近くのスーパーまで、買いに出る。
ビーフン(ケンミン)、長ねぎ、にんじん、もやし。
豚肉はある。
作る。
昨夜より、干し海老はもどしてあった。
戻し汁には中華スープの素を入れておく。
湯を沸かし、ビーフンも戻す。
ぬるま湯に4,5分。
柔らかすぎず、固すぎず、の頃合いを見計らうと、いう。
こんなものか、水に晒し、ざるに上げておく。
にんじん、長ねぎをもやしの太さに合わせて細く切る。
火の通りを考えて同じ大きさ、は中華の鉄則である。
豚肉は一口大に。
中華鍋がない、のが毎度のことだが、痛い。
フライパンである。
カラカラに熱する。
油(サラダオイル)を少な目に投入。
これも、ラードがいいが、切れていた、、これも痛い。
ここから一気。
さ、いくぞ。
肉投入。ジャー
煽る。
火が上がる。
よしよし、テレビ通りである。
焦げ目が入る程度まで、炒める。
にんじん投入。
煽る。
再び、火。
続けて、もやし。
ビーフン。
煽り、炒める。
干し海老をスープごと投入。
長ねぎは最後。
塩、胡椒。
胡椒はたっぷり。
味見。ちょっと薄い。
塩、スープを足す。
よく、混ぜる。
最後、水分を飛ばし、鍋肌にビーフンがくっつくていどまで炒める、という。
こんなものか、、。
完成、盛り付け。
完成まで、目標1分以内であったが、1分半から2分はかかったか。
食う。
ちょっと、炒め過ぎ。
もやしが、心持ち、柔らかい。
最後に足したスープが余計であった。
この水分を飛ばすのに時間がかかってしまった。
こうした、一瞬の作業で仕上がる、中華は、復旧がきかないのである。
味付けは、1回で決めなくてはいけない。
ねぎも最後に入れたが、炒め過ぎ。ほとんど、存在感がない。
同じ太さに切ったつもりが、ねぎは炒め中にほぐれ、より細くなってしまう。
計算に入れておくべきであった。
ラードのコクも欲しかった。
ビーフン自体さっぱりした味のため、これは必須であった。
海老はよかった、うまい。
毎度のことだが、
当然、食えないものが出来上がっているわけではない。
イメージ通りにいかなかったことを、悔やんでいるだけである。
ビーフンなんぞ、本来的には、どうやっても食えるものが
出来上がる。
しかし、完璧を期すのは、神業にも近い、カン、が必要なのであろう。
こればかりは、経験以外にない。