断腸亭料理日記

鯉あらい

3月21日(日)夕
引続き東京。今日も寒い。

午後から落語稽古、床屋。

夕方になり、待ちかねて、ビールを開ける。

昨日、立石の魚屋「魚次」で鯉のあらい、マグロほほ肉、を買っておいた。
この二品はどちらも名古屋ではあまり手に入らない。
東京ならではのメニューである。

マグロほほ肉は、ねぎま用。これは、この後。

18:00頃、鯉のあらい、をつまみに、呑み始める。
酢味噌である。

「鯉のあらい」は決して上品なメニューではない。
しかし、どうも、こうしたものには弱い。

びっくりするほど、うまい、かというとそうでもない。
泥臭く、とても酢味噌なしでは食べられない。

しかし、うまい、のである。

ちょっと、例としては適切ではないかも知れないが、
うなぎ。
うなぎの場合、メニューとしての完成度は、蒲焼きに勝る物はない。
しかし、白焼きは別の次元で、めっぽう、うまい、のである。

この後、いい気分で、一眠り。

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