断腸亭料理日記2025

にしん塩焼きと芝海老から揚げ

4720号

1月24日(金)夜

さて。
にしん(鰊)と芝海老。

買ったのは、昨日。浅草ROXの西友で。

もちろん、どちらも生のもので魚売り場。
特段、高くもない。
スーパーでこういうもの売っているのは、
やはり、西友、只者ではない、と、いってよい
だろう。
スーパーというところ、変わりつつあると
思うのだが、売れ筋の基本決まったものしか
置かない。

にしん。

300円。鯖や鯵といったノーマルな青魚と比べると
多少高いか。
卵、数の子付き。
もちろん、にしんは北海道産。

芝海老。

佐賀県産。有明海か。
吉池でも、芝海老は佐賀産が定番。
値下げで287円。
これは安い。

どちらも買いであろう。

どうしようか。
にしんはやはり、塩焼きが簡単でうまいだろう。
おそらく脂もあるのであろう。

芝海老はどうしようか。
一番簡単なのは、から揚げ、というのか
ただ揚げただけの、素揚げ。

殻をむいて、かき揚げ、がおそらく最も
王道であろう。
かき揚げとしても、江戸前天ぷらでは、
芝海老は最も一般的である。
ただ、皮をむくと量は減る。
まあ、かき揚げ一つ分くらいにはなるだろう。
難点は、むいて、揚げるのは、面倒。

もう一つ、変化球だが、おぼろ。
もちろん、江戸前鮨で使うあれ。
一度作ったことがある。
加熱しながら叩き、身をほぐし、砂糖で甘くする。
時間は掛かるが、やってみる甲斐はある。

まあ、芝海老は、むけば、ただの小海老として
海老チリでもなんにでもなるのだが。

さて。
買ったはいいが、[みつヰ]で腹一杯で
翌日になってしまった。

そのまま冷蔵庫では、やはりいけなかろうと、
にしんは塩をして洗い、芝海老は水でよく洗い、
どちらも冷蔵庫の真空チルドルームへ
入れておく。

翌日、夜。

この二つ、結局、にしんは塩焼き、芝海老は
揚げるという、最も簡単なものを選んだ。
まあ、簡単だが、どちらもうまい。

にしん、芝海老ともに冷蔵庫から出して、
再度、水洗い。

にしんの身は大きいので半分に切る。

芝海老。

揚げ鍋に揚げ油を用意。
予熱をしておく。

にしんは、念のためもう一度塩をして、水洗い。

油温180℃。

揚げるだけ。

殻ごと食べるので、しっかり揚げよう。

同時進行で卵(数の子)とともにガスの
グリル(ココット)で焼き始める。

3〜4分か。

揚がった。

塩を振る。

白い紙を皿に敷いて、盛り付け。

にしんも焼けた。

皿へ。

ビールを開けて、まず、にしん、頭側から。

おお、やはり、なかなか、いやそうとうの脂。
皿にベットリとたまるほど。

腹側、身が薄いのでちょっと塩が残ってしまった。

そして、卵、数の子。
数の子は、おせち料理でお馴染みだが、
これ、生から焼いてもうまい。
プチプチの食感もそのまま。

身も脂ものり、

芝海老。
まったくそのまま殻のまま揚げている
だけなので、殻が口の中で、刺さり多少、
痛い、こともある。

が、まあ、これは、いつも食べている、
お馴染みの味。安定してうまい。

今日は、なかなかの満足度。
西友、すごいわ。

 

 

 

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