今日は、落語好きの、友人「K」の結婚が決まった、ということで、
無沙汰をしていた、仲間で集まることになった。
7時過ぎ、そっと、オフィスを抜け、御徒町へ。
8時の待ち合わせである。
この店は、その友人「K」本人の、知己の店である。
JR御徒町駅から、数分。
店の前で待ち合わせ。
忘年会シーズンでもあり、また、人気に店であるのか、
外で、待っているグループもある。
また、ここは、落語家を呼んで、落語会も定期的に催しているようである。
ここの名物は「鶏の水炊き」である、という。
先ず、骨付の地鶏を、15時間以上、煮出したというスープが入った、
土鍋が登場する。
濃く、白濁したスープがいかにもうまそうである。
コンロに火を点け、温め、第1に、このスープのみをいただく。
誰もが、水炊きの最後のスープのうまさは知っているだろうが、
この、鍋は、最初から、これを楽しむ仕掛けになっている、のである。
軽く塩味がついており、脂っこくもなく、うまみのみが、溶け出したスープは、
五臓六腑に、しみわたるように、うまい。
次に、スープの中の、柔らかく煮こまれた、鶏肉を食べる。
これも、当然、うまい。
最後に、野菜を入れて、食べる。
なにか、通常の鍋の段取りを、逆回しにしているようである。
もちろん、スープが足りなくなれば、差し替えも付いている。
なんとも、行き届いている。
これこそ、「うまいもの」が判っている人の料理であろう。
酒も美味く、久々に、満足のいくものであった。。
※平均点 2.515 合計 33人