断腸亭料理日記2006
■■■第二回断腸亭落語会のご案内■■■
【懲りずにやるのか?第二回断腸亭落語会】
日時:11月26日(日) 14:00〜16:00
場所:浅草合羽橋・太助寿司
会費:¥3000(鮨、ビール付き、、というよりは、こちらがメインか?)
筆者の落語一席。
人数確定の都合もあり、前回同様、メールによる、
事前予約制といたします。
断腸亭錠志まで、人数とお名前を明記しお送りください。
折り返し、ご確認のメールを返信いたします。
今回は、太助寿司さん、二階の宴会用の部屋。
なんと、舞台もあり、広さにも余裕があります。
太助寿司にこられたことのない方には、この機会に是非、是非。
お気軽に、多くの皆様にご来場をお待ちいたしております。
よろしくお願いいたします。
チラシの印刷用PDFもあります。
==========本編=====================
9月20日(水)夜
昨日は、台風一過で蒸し暑かったが、
今日はやっと涼しくなってきた。
ひんやりしてくると、熱いラーメンなど、食いたくなる。
熱いラーメンとなると、飯田橋の高はし、へいってみよう。
ここのスープは、熱い。
これは、2004年であるが、オフィスのある牛込市谷界隈からも
遠くはないので、むろん何回もいっているが、
やはり真夏には熱いラーメンでもない。ちょっと久しぶりで、ある。
四谷の「こうや」の流れ。
「こうや」の方にはもう何年もいっていない。
夜などはかなりの列で、足が遠のいてしまった。
タクシーに乗ってばかりではいけない、と、思いつつも、
ついつい、乗ってしまう。
大久保通りから、飯田橋。ワンメーター。
飯田橋のガード手前で降りる。
20時ちょい前。
外で、二人ほど待っている。
高はし、は、基本的にはラーメンのみであり、回転は速い。
並んでいる間、事前に注文を聞く。
筆者は、雲呑麺。
ここではもうこれ一本槍、で、ある。
どうも筆者は、ある店では、それ以外食べない、
そういう質(たち)のようである。
席が空き、案内される。
厨房を囲み、くの字型のカウンター。狭い。
ここのご主人は筆者などよりは若い。30代と思われる。
性格なのであろう。にこりともせずに、淡々と、
システマティックに店の運営をしている。
例えば、並んでいる間にも要領よく注文を取り、作り始める。
これは行列のできる店であるため、
客をうまくさばくには、大切なのだろう。
そこで、客も細かく注意をされる。
以前には荷物を壁際に置くと、怒られ、足元に置くようにいわれた。
これは壁との間が狭く、人が通れないからなのであるが、
足元は足元で、ほとんどスペースがない。
困ることが多かった。
お!。
足元の棚が、少し大きくなっている。
手を入れたようである。
しかし、おしい。それは、隣まで。
筆者はカウンターの角の席で、その棚には
わずかに遠く、鞄を置けない。
狭い足元のスペースに置く。
文庫本を読みながら、待つ。
きたきた。
雲呑麺、で、ある。
万能ねぎが大量に載り、柔らかいバラのチャーシュー(煮豚)にメンマ
そして、雲呑麺であるので、むろん雲呑。そして海苔が一枚。
まずは、お目当ての熱いスープを飲む。
「がんこラーメン」であったか、うまいラーメンの条件は三つ、
一、スープが熱いこと。
一、スープが濃い(塩分が)こと。
一、麺は堅め、で、あること。
であると、いっていたように思う。基本的に筆者もこれには賛成する。
ここのスープは舌がやけどをするほど、という比喩があるが、
文字通り、そのくらい熱い。
そして味は、基本的には、塩味である。
とんこつと鶏がらなのであろうか濃厚。
そして、塩味は比較的強い方であろう。
この熱さと濃厚さで、ジンワリと腹にしみわたる。
これが、うまい。高はし、の、身上、で、あろう。
麺はというと、細く、柔らかくはないが、堅め、でもない。
次に、いくつ入っているのであろう、こて盛、の雲呑を食う。
これもうまい。
そして麺。
メンマは気持ち、濃い目の味で、浅草千束の元祖恵比寿ラーメン
のものを思い出す。
中華そば、らしいメンマだろう。
チューシューに雲呑、麺、スープと合わせて、
かなり、ボリュームがある。
そして、うまい。
いやいや、うまかった。
汗だくになりながら、完食。
勘定をして、店を出、手ぬぐいで汗を拭く。
タクシーできて、こんなに食べてはいけない。
落語の稽古も兼ねて、歩かねば、、、。
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