断腸亭料理日記2006

桜海老かき揚げ、から、

揚げ玉ぶっかけ丼

10月15日(日)第一食

話は、少しさかのぼるのであるが、金曜日。

神戸出張。
朝、5:30起き。
6:20の新幹線、のぞみ、で、神戸まで。

夕方。仕事を終える。

どこかに寄って、なにか食べようかとも思ったが、
なにぶん、早起きをしたこともあり、早く帰りたい。

三宮の駅前のスーパー、いかり、で、小さめの中トロのちらし寿司
(こちら風にいうと、鉄火丼である。関西ではこういうのだろうか?)
を買い、新神戸まで戻り、ビールを買って、新幹線に乗る。

食って、呑んで、、もう少し、呑んで、、。

文庫本(荷風随筆集、日和下駄)を読んだり、うとうとしたり。

東京駅が近付くにつれ、なにを食べようか、と、また、考える。

桜海老かき揚げ、を、ふと思い付いた。
桜海老かき揚げ、といえば、筆者には、浅草千束の路麺、ねぎどん
で、ある。そういえば、ちょっとご無沙汰。明朝、いってみようか。

さて、20時半、東京駅着。

帰り、ハナマサで、桜海老を買う。

玉ねぎみじん切りを少し混ぜ、ちょっとゆるめの衣で、二つほど揚げる。
ゆるめ、のため、けっこうな量の揚げ玉も、できた。

大根をおろし、一つを食べ、軽く呑み直す。
味は、まあまあ。

さて、日曜日、第一食。
揚げ玉が、残っていたのが気になっていたのだが、
これで、揚げ玉の丼、を、食おう。

揚げ玉の丼、とは、揚げ玉だけの、天丼、といったらよかろうか。
そば屋などでも、ひょっとすると、たぬき丼、などといって、
あったりする、こともある。

内儀さんに、飯を炊かせる。

これに、汁、でも作ろう。
鰹でだしをとる。

飯が炊けると、鍋に桃屋のつゆを入れ、少し酒を加え、
薄(う)める。

先日の天丼ほどは、甘くしなくともよいだろう。

薄めたつゆに、揚げ玉を入れ、軽く煮る。

茶碗に飯を盛り、揚げ玉をつゆごと、掛けて、完成。

汁。
実は、冷蔵庫に春菊があった。
少し、しなびているが、まあ、よかろう。
水を振ってラップをして、軽く、レンジをかけ、入れる。

こんな感じである。

ハフ、ハフと、掻っ込む。

むろん、B級であるが、かなりうまい。

天丼は、煎じ詰めると、ここに至る。
そんな感じであろうか。



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