断腸亭料理日記2006
11月25日(土)
さて、いよいよ落語会が明日に迫ってきた。
(きっと、この文章を配信しているころには、
すべて終わっていることであろうが。)
今回は直前にキャンセルされる方が何人かあり、
ちょっとゴタついた。
むろんのこと、誰かマネージメントしてくれる人があるわけでもなく、
人数の確定、太助寿司への連絡、等々、
すべて自分でしているため、なかなかたいへんである。
朝起きて、第一食は、冷や飯があったので、
チキンライスならぬ、豚ライス。
つまり、豚肉のケチャップライス。
依然として仕事も忙しい。
AMは、仕事。
月曜日朝の会議のための、資料作り。
昼下がり、作ってあった、会で配るプログラムのコピーをしに、
上野駅前のキンコーズへ。
徒歩で、むろん、稽古しながら、で、ある。
キンコーズの前に、松が谷の、明日の太助寿司に顔を出そうと寄るが、
2時を過ぎており、閉まっていた。
そのまま東に向かい、万年町、東京メトロ、
銀座線の車庫の脇を通って、昭和通りと浅草通りの交差点、
キンコーズ。
拙亭のプリンターではB4は出力できないので
出力からし、黄色のB4の用紙を25枚。
半切(はんせつ)して50枚。
横長のものである。
これは、まあ本当のところは、プログラムというほどのものでもないが、
きてくださった方へのご挨拶、で、ある。
横長、と、いうのにも、筆者なりにちょっとだけ意味がある。
昔、通っていた、立川談志家元の、国立演芸場での「ひとり会」の
プログラムがこの形であったのである。
それを思い出して、第一回も横長にしてみた。
今から考えると、来ていただいた方はおわかりであろうが、
第一回はA4の半切で、ちょっと小さく、
読みずらかったのではなかろうかと、反省した。
そこで、今回はB4。
完成。
ちょっと、小腹がすいた。
だいぶ寒くなったし、上野藪の、牡蠣そばを食おうか。
キンコーズを出て、ぶつぶつと稽古をしながら、
丸井裏の、上野藪そばへ。
半端な時間だが、そこそこ人は入っている。
時分時だと、店はてんてこ舞いであるが、
このくらいはちょうどよいだろう。
二階に座り、酒はやめ、迷わず、牡蠣そば。
店のメニュー名は、牡蠣なんばん、で、あった。
牡蠣なんばんは、池之端藪にもある。
きた。
ちょっと久しぶりだが、なにか様子が違っている。
器が大きいのかもしれない。
池之端のものは、湯通しだけのようだったが
ここの牡蠣なんばんは、牡蠣を炒めてあるのが特徴である。
見た感じ、それはかわっていないようである。
食べる。
この場合、炒めた方が、牡蠣の旨みが増し、
インパクトが強い。
やはり、うまい。
池之端の場合は、汁にも牡蠣の味が出て、全体として
まとまった、感じになっている。
そんな感じか。
これは、それぞれのうまさ、甲乙付けがたい、ということであろう。
¥1500。
勘定をして、出る。
ここへくるまでは、枕の稽古。
帰り道は、噺、本編。
さて、明日、どうなることやら、、。
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