断腸亭料理日記2006

合羽橋・太助寿司

6月29日(木)夜

さて、合羽橋・太助寿司である。
落語会が終わったら、来たい、と思っていたのである。

落語会に来たついでに、来られた読者の方もいらっしゃった、という。
ありがたいかぎりである。

8時前、到着。

何回か、出くわしているが、今日は接待のお客さんが
入っているようである。
(それも二組も、、、。)

ともあれ、つまみ、から。


今日は、まこがれい、たこ、あおりいか、赤貝、中とろ。
このところのレギュラーといったところであろう。

まこがれいは富津。あおりいかは、葉山、中とろは壱岐。
この三品は特にうまい。

中でも壱岐のまぐろは実にいい。
滑らかで、繊細な口当たり。

かにの酢の物。
これは太助では、珍しい。
(他のお客さんの、ついで。)

焼き物が出た。


きんき、で、ある。
網走。

以前に、ここで、煮付けも食べたことがある。
煮付けもすごい。
トロッとした脂で、甘辛で濃い。
とても素人ではこの味は出ない。
水あめでも入っているのかと聞くと、そうではないという。
この時は、つゆまで、もらって帰った。
今日は、塩焼き。
塩焼きもいい。脂もあるが、骨までパリパリ。
ヒレもうまい。

うまい、うまい。
酒が進む。

さて、にぎり。

鯖がうまい、と、いう。
この時期に鯖?と、思うが、食べてみる。
〆鯖。舞鶴、という。
うまい。

蒸しあわび。
これも、このところの目玉。
例の、マタガイ、というものである。
滋味たっぷりで、思わず、頬がゆるむ。

ここで、うに、が、出た。


この時期だけの、お楽しみ。
利尻の馬糞うに。
前回よりも、うまくなっているように思う。

やはり夏に向かって、どんどんうまくなるのであろう。
まったく、えぐみ、の、ようなものはなく、
すっきりとした、クリーム。

誰かが書いていたが、利尻昆布は世界一。
その世界一の昆布を食べている馬糞うには、
世界一、だ、そうだ。

いわし。瀬戸内。

穴子。
春先は、まだまだだったが、かなりうまくなってきた。
もうだいじょうぶ。トロッとろ。

海苔巻(わさび入り)。

終了。

利尻の馬糞うに。この時期だけである。

うに好きの方、世界一の利尻の馬糞うに、をまだ食べたことのない方、
合羽橋・太助寿司に足を運んでみてはいかがであろうか。
東京でもこの値段(予算1万円程度)では、希少である。
(むろん、蒸しあわび、今日は出なかった、しんいか、
など、他のものも、この時期、うまいもの、目白押し。)


合羽橋・太助寿司

電話番号:03-3841-4811
住所: 東京都台東区松が谷2丁目26−6






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