断腸亭料理日記2005

コロッケ

12月3日(土)第二食

例によって、先週同様、第一食の、路麺・ねぎどんに出かけ、
帰りに、スーパーに寄る。
店内をうろうろと、歩いていると、新ジャガ、が、あった。

どうしてであろうか、このところ、コロッケが食いたかった。
いわゆる、肉やの、ポテトコロッケ、で、ある。

新ジャガなら、うまそう、である。
作ってみよう。

ラードもパン粉もある。
挽肉、、で、あるが、挽肉として買うと、量もある。
豚バラスライスを叩こう。

2000年1月

2004年3月

コロッケも何度も作っている。

手がかかる割に、イメージとして、安いのは、
損なメニュー、で、ある。

2時ごろ、腹が減り、作り始める。

新ジャガである。
皮をむかなくてもよかろう。

金だわしで、よく洗う。
初夏の頃に出てくる、新ジャガは、洗うだけで、
皮が取れるものもあるが、今日のものは、それほどではない。
泥だけは、きれいに取る。

蒸し器で、蒸(ふ)かす。
茹でてもよいのだが、水分が多くなってしまう。

15分ほど、で、あろうか。

この間に、豚バラを細かく切り、軽く叩く。
塩胡椒で炒める。味は、少し強めにする。

缶に入れて冷蔵庫にしまってあるラードを出し
湯を張った鍋に、缶ごと入れ、溶かしておく。

ジャガイモ。竹串を差して、確認する。

よし、いいだろう。
包丁で、少し、大き目に切り、ボールに移して、潰す、、、
う、、っと。
ちょと、固かった。蒸かしが足らなかった。
潰れない、、。

軽く、レンジをかける。

OK。

すりこ木で、潰す。

2割ぐらいであろうか、芋の形が残るくらいにしてみる。
炒めた挽肉を合わせ、よく混ぜる。

芋の皮は、混ぜているうちに、案の定、
存在感としては、ほとんど気にならなくなる。

適当に、丸める。
きれいな小判型、というのは、難しい。
特に形は、どうでもよかろう。
芋の形が、残っているので、崩れぬように気を付けながら、
しっかりと、まとめる。

7〜8個、できた。

衣の準備。

大きめの弁当箱に、パン粉。これは、たっぷり。

卵、小麦粉、と、別々にするよりは、
天ぷらの衣、同様に、あらかじめ、混ぜておく方が、
うまくできる、ような気がしている。

小さめの弁当箱に、全卵を割りほぐし、氷、二つほどと、
水を少し。よく混ぜる。
小麦粉を様子を見ながら、加えていく。
気持ち、柔らかめに。

衣、パン粉の順につける。

このときに、崩れやすいが、今日は、、、、

1個、途中で半分に割れてしまった。
切り口にも、衣をつけ、もう一度、パン粉を付けて、
リカバー。

ラードを揚げ鍋に移し、点火。

菜箸を入れ、細かい泡が出てくるまで、温度を上げる。

OK。1個、2個、3個、、鍋の大きさからして、こんなものか。
入れて、10秒。衣が固まるまでは、触らない。

ポテトコロッケは、中身が火が通っているものである。
衣がいい色になれば、よい。
比較的、温度は高目でよかろう。

こんがり狐色。OK。上げる。
続けて、3回に分けて、揚げる。

やはり、ラードで揚げると、香ばしくてうまそう、で、ある。


色も、申し分ない。

キャベツもないが、ビールを開けて、
とんかつソースをかけて、食べる。

うんうん。よい、よい。

ちょっと、挽肉が少ないような気もするが、
肉やのコロッケ、である。
少なくても、なんら問題はない。
芋のつぶれ具合は、ちょうどよい。
芋らしい、食感と、風味も残ってうまい。

しかし、手間がかかる。
単なる、肉やのコロッケである。うまいのであるが、
そこのところが、どうも、釈然としない、、、。



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