断腸亭料理日記2005
10月15日(土)第二食
第一食は、人形町の路麺「そば好」で玉子を入れた、
穴子天そばを食べて帰宅。
二日酔いに玉子はよい、のであるが、依然として、気分はパッとしない。
最近は、ちょっと呑み過ぎると、もうだめである。
前日より、妻の母親が北海道から上京し、今日は妻と共に、長野県の松本へ
お城を見たいと、遊びに行っている。今日一泊し、明日帰ってくる。
一人の休日である。
「落語案内」を書こうと思うが、テレビを観ながらゴロゴロ。
14時過ぎ、依然としてパッとしないが、なにか食べた方がよかろう。
またまた、玉子、である。
カルボナーラを作ろう。
冷蔵庫には、生クリーム(植物性)もベーコンもある。
過去の日記を見ていると、最も最近の今年4月
を含め、復活後のこの日記で、昨年6月、
それ以前であれば、3回も書いている。
よほど、好きなのであろう。
また、カルボナーラは、作ると、なぜか、
書きたくなってしまうもの、なのかもしれない。
鍋に、湯を沸かす。
お椀に、全卵2個を割りほぐす。
卵黄のみのレシピもある。
試してみていないのであるが、分けてしまうのがもったいない
ような気がし、また、卵白が入った方がトロッとした感じ
になるので、よいのではないか、と、思ったりしている。
(卵白は、残しておいても、結局使わないで、
捨ててしまうことが多いのである。)
ここに、パルメザンチーズ。(クラフト)
これは、大匙1〜1.5くらいか。生クリーム、大匙2程度。
塩と、ミルで黒胡椒を挽きながら、しこたま入れる。
カルボナーラは黒胡椒も、ポイントである。
カルボナーラの由来である。
『語源は炭(カーボン)。長い間山にこもる炭焼き職人が,
貯蔵のきく乾燥パスタと塩漬け肉と卵で作ったのが始まり。
仕上げにふる黒こしょうは,炭の粉がふり落ちたことの名残とか』
(グルメぴあ)
と、いうことである。これはなかなか説得力がありそう。
由来もさることながら、やはり、カルボナーラに、黒胡椒の
ピリッとした感じは、欠かせない。
お椀はこれで、スタンバイ。
パスタを投入。
同時進行で、フライパンにバターを入れ、
ベーコンを炒める。
カリカリでなくてもよい、そこそこ、脂が抜けたら、とめておく。
パスタの茹で具合をみて、あげ、フライパンに入れ、
お椀のソースをあける。
ここで、問題は温度である。
ソースを半熟状態にもっていかなくてはいけない。
ちょっと、低い。点火。
フライパンに接している部分から、すぐに固まってしまうので
注意し、混ぜながらすぐに火を止め、混ぜ、また、点火。
混ぜ、火を止め、これを、半熟状態になるまで繰り返す。
(2〜3回で、ちょうどよい具合になった。)
仕上げに、もう一度、黒胡椒を挽き入れる。
完成。
ねっとり、まったり。うまい具合にできた。
カロリーは高いであろうが、
カルボナーラ、うまいものである。
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