断腸亭料理日記2005

岩本町・四川家常菜・巴蜀

6月20日(月)夜

さて、今日は、夜、どうしても、坦々麺が食べたくなってしまった。

オフィスのそばの、紅虎、というのも、我ながら芸がないと思い、
岩本町の四川料理・巴蜀

前回は、本格・麻婆豆腐に、ドカーンと、打ちのめされた。
この時、坦々麺もあることを確認していた。

今日も、生ビールセット。
水餃子と前菜の付いた、セットである。

前菜は、ちょっとかわったものであった。
麺(食感から、蒸したものであろうか。)をラー油で和えたもの。

水餃子。

今日は、ニラであった。
プリプリで、ジューシー。安心できるうまさである。

坦々麺を最後にし、今日は、もう一品。

脆皮油淋鶏(鶏もも肉のから揚げ香味ソースかけ)。
筆者、鶏のから揚げ、は、好物と、いえるかも知れない。

自作もよくする。あまりにも、あたり前のものであるので、
作っても、この日記にも書かない。

これも、特にかわったメニューではない。
レタスが敷かれ、ねぎと香菜を刻んだ薬味に、
赤唐辛子が入った、甘酢がけ、で、ある。

筆者、香菜は鬼門なのである。
そろそろ、慣れなくては、いけないか。
大量に、入っていないければ、まあ、いける。
(余談だが、香菜は身体によいらしい。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~masala/material1kothamalli.html
ゼンソクもちで、風邪の引きやすい筆者には、よさそうである。)

鶏もうまい。ビールがすすむ。
また、ピリッとした、甘酢がうまく、レタスも全部食べてしまった。

さて、坦々麺である。
先日の、麻婆豆腐は、刺すような辛さと、痺れる辛さ、と香り、
に、打ちのめされた。(うまかった。)

坦々麺は、汁なし、と、書かれている。

筆者、さほど、詳しくはないが、日本にある、汁のある坦々麺、
というメニューは、本場、四川にはないのかも知れない。
ラー油で和えただけの油そば、のようなものを
北京の屋台でたべたことがあった。

ともあれ、(日本人はあまり好みではない?)、汁のない麺は
中国には、思ったより多いのであろう。


麺にラー油ベースと見られる、赤いタレがからめられ、
白髪ねぎと、香菜。
これは、見るからに、すごそう、である。

とりあえず、よく混ぜて、食べてみる。

まず、麺が、少し特徴がある。
細麺だが、ちょっと、平べったい。

四川の麺は、こう、なのであろうか。

一口。

これは・・・・!?。

辛いことは、辛いのであるが、その上に、クセがある。

はっきりいうと、臭い。
臭いこと自体は、筆者は、まったく無問題、なのである。
クサヤも、酒盗も、鹹魚も、ニャクマムも、ブルーチーズも、
もちろん、納豆も、大好きである。
しかし、この臭さは、、、。

何が入っているのであろうか?
発酵系のものである。

豆鼓?腐乳?沙茶醤(サーチャージャン)?
あるいは、これら、すべて?
やはり、北京で食べた、羊のシャブシャブのつゆの味、、?
(火鍋系の味?)

わからない、と、いうのは、人間を不安にさせる。

わかるのは、芝麻醤と、ラー油、挽肉、ぐらいであろうか。


ともあれ、ディープな味であった。





住所 東京都千代田区岩本町3丁目8-15
電話 03-3863-0199




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