断腸亭料理日記2004

西新宿・蒙古タンメン 中本

10月20日(水)昼食
台風が近づいている。

AM、新宿方面の得意先。
時折、激しい雨である。
昼飯は、どうしようか。

「ラーメン探訪シリーズ」というのでもないが、
少し前から気になっていた、「蒙古タンメン 中本」。
ここ、西新宿。

西新宿と言っても、七丁目。
七丁目なんて、どこだろう?知らなければ見当もつかない。
青梅街道・靖国通りの新宿大ガード西から、北へ小滝橋通りを行く。

この界隈、もともとは、ほんとうに、何もなかった。
「ディスクロード」など、輸入版専門のレコード店が少し、あったくらい。
(なにか、すごく懐かしい。筆者の高校時代の話である。
そういえば、ライブハウスもあったような記憶もある。)

久々に来てみると、このあたり、なにか、たいへんなことになっている。
あの「麺屋武蔵」、「ラーメン二郎 小滝橋通り」、そして
この、「蒙古タンメン 中本 西新宿」。

その他にも、歩いてみると存在感のありそうな、
飲食店が、随分あるようである。

さて、小滝橋通り沿い、左側、ビルの1Fというのか、
数段の階段を下りる。

12時。当然ながら、7、8人の列。
15分、20分程度か。待つ。

ここ、サラリーマンも多いのであるが、
場所柄であろうか、学生、高校生もくる。
何人かになると、行儀の悪いこと、おびただしい。
大きな声で話をする、列を乱す、、、。

(笑ったのが、彼ら、蒙古、という漢字が読めない、、。
この店に来て、この字が読めないというのは、どういうことであろうか?!
なんと言ってここに来ているのであろうか?「モ・ウ・コ」である。)

とにかく、ここは、蒙古タンメン、であるらしい。
その食券を買って、待つ。

いろいろな、説明は書いてあるが、とにかく辛い、ということ。
その程度しか、わからない。

食べてのお楽しみであろう。

また、食券の自販機のとなりに、武富士のポケットティッシュが
ドカッと置かれている。「武富士様のご好意により」、と書かれている。
辛さのため、鼻水が出るのを、かむため、である、と、いう。
二つ取って、席に着く。

蒙古タンメン。

ベースの多少辛めの味噌味のタンメンに、激辛餡(あん)の
麻婆豆腐がのっている。麺は、太麺。

一口。麻婆豆腐の激辛餡が、スープに溶けなければ
ちょい、辛めの味噌スープで、けっこう、うまい。

ここに、餡が溶けてくると、とたんに、激辛になる。

ただ辛いだけ、という、事前情報もあったが、
もともとの、味噌スープ自体は、そこそこ、であり、合わせても、
必ずしも、辛いだけ、ということには、ならないであろう。
確かに、もとの味が、わかりにくくはなる。

また、タンメン、として、どうなのか?!という、議論もあった。
いわく、野菜が、シャッキリしていない、など。
これを、云々するのも、たいして意味はない、ような気もする。

ラーメン二郎の例などもあるが、これは、タンメンではなくて、
「蒙古タンメン」という、食い物であろう。

辛さとしては、これより辛い、「北極」というのもある。

「蒙古タンメン」の辛さレベルは、いわゆる、巷の、
激辛を売りにしているメニューのなかでは、ビックリするほどではない。
(普通のトムヤムクンスープ程度であろう。)

さすがに、スープを飲み干すまではいかなかったが、
まとめると、全体としては、悪くはない。

おいしいのでは?。

食べはじめると、毛穴全開。汗だく。
(筆者の場合、鼻水は出ない。)
これが、食べ終わっても、しばらくは続く。

胃袋と、脳天に刺激。
二日酔いにもよさそうである。

昼飯時に近くにいれば、また来てもよい。

住所 新宿区西新宿7−8−11

電話番号 03-3363-3321


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