断腸亭料理日記2004

酒盗のスパゲティー

8月21日(土)昼
やっと、ほんの少し、涼しくなってきた。
と、言っても、30℃。

昼。

スパゲティー。

セブの影響。酒盗で作ろう。

セブで、オキアミの塩漬けと、なんだかわからないが
ペースト状の魚の塩漬けを買ってきていたのだが
瓶を開けてみると、さすがにそのくささに
試してみるのは諦めた。

やはり、食べ慣れた酒盗にしよう。

酒盗といえば、もちろんつまみであるが、茶漬けもいい。
ガーリックトースト

また、塩辛のスパゲティーといえば、いか
でもよい。

魚介類の発酵製品というもの、セブのものを例にあげるまでもなく
とにかく、くさい。
このくささが、うまい、のである。

しかし、それも、慣れが必要である。
セブのものは、慣れていない。
また、この種のものは、腐っているのか、正しく発酵しているのか
慣れていなければ、まったくわからない。
酒盗にしても、例えば、クサヤでも、知らない人が見れば
こんなにくさくて、“腐っているもの”が食べ物とは思えないであろう。

また、塩辛の類はパスタに非常に合う。
これは、イタリアにもこうした、魚介類の塩漬けものがある、
というところからきているのであろうか、、。
カラスミなども、日本のイタリアンのメニューでよく使われている。

作る。

酒盗のソースはすぐにできてしまうので
先に、スパゲティーを茹でる。

湯を沸かす。

にんにく。3かけらほど、スライス。

沸騰した湯に、酒盗の塩分を考え、塩は少なめに入れる。
スパゲティーを投入。

フライパンにオリーブオイルを入れ
にんにくを弱火で、炒める。

焦さない。

そこそこ色が変わったら、酒盗を投入。
うお、、、。

瓶から直接、フライパンに入れたため、
ドボっと、出てしまった、、。
(大さじ2くらいは、出てしまったか、、。)

貴重なつまみが、、。

もったいないが、瓶に戻せもしない。
しかたがない。
塩辛くなりすぎないのを、祈るだけである。

軽く炒め、日本酒。
白ワインでもよいが、あいにく、今日はない。

煮立てて、アルコールを飛ばす。

胡椒と、タイム。

スパゲティーの茹で加減を見る。

茹で、完了。

鍋から直接、フライパンに移し、和える。

完成。

昼からであるが、ビールを開けて、食べる。

うう、、さすがに、酒盗が少し、多かった。
味が濃い。
呑みながらであるから、悪くはないが、
ちょっと、失敗であったか、、。

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