断腸亭料理日記2004
2005/01/31・残念ながら閉店されていたようです。
7月8日(木)昼
今日も、ちと、遠征。
四谷・津の守(つのかみ)坂。
市谷の防衛庁前から、靖国通りを曙橋方向に行き、外苑東通りの陸橋手前を
左へ上がる。新宿通り(甲州街道)へ繋いでいるのがこの坂である。
坂の上へ向かって右側の一角が以前にも「ラーメンまるいち」の回に
少し、触れた、四谷荒木町である。
この坂が、なぜ、津の守坂か。
防衛庁は、旧尾張藩邸であるが、その、尾張藩の分家、高須松平藩の藩邸が
現在のこの荒木町にあった。そして、その高須松平家が代々、摂津守に
任じられることが多く、摂津守を縮めて、津の守となったという。
また、この坂の左側は坂町と三栄町。
鬼平犯科帳の与力や同心が住む、御先手組の組屋敷があったとされている
のが、ここ、坂町である。
このあたり、なんとなく、落ち着いた雰囲気のする街並みである。
ともあれ、パオである。
隠れた、有名店。坂の途中右側。マンションの一階である。
そこそこ古いとみえて、決してきれいとはいえない。
ドアを開けて店に入ると、テーブル席六卓ほどの小さな店。
台湾出身のマダムと料理人一人。
今日は、冷房が壊れているとかで、しきりに、マダムは
謝っておられる。
なかなか、よい感じの方である。
ランチは麻婆豆腐。これに、水餃子を三個付ける。
(\900)
なるほど、暑い、、。
ほどなく、運ばれる麻婆豆腐。
ランチは、丼飯と、サラダ、スープが付く。
麻婆豆腐。そういえば、筆者今週二度目。(火曜日に食べていた。)
表面に花椒(ホワシャオ)がまぶされて、よい香りである。
食べてみると、さほどに辛くしていない。むしろ甘い。
やはり、麻婆豆腐はスープの味である。
中華のきちんとしたスープで作られたものは、甘くても、
塩辛くても、辛くても、どちらでも、うまい。
水餃子。この店は、水餃子とお粥が看板である。
小ぶりで、きれいな形である。
ゼラチンで固めたスープを別に包んであるという。
なるほど、ジューシー。また、生姜が利いている。
(因みに、筆者は餃子(水餃子)も皮から自作する。)
水餃子も、麻婆豆腐もやさしい味がする。
おいしかった。
(久々に、餃子、自作してみるかな、、。)
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