断腸亭料理日記2004
6月10日(木)夜
今日は暑かった。
歩いているだけで、大汗をかいてしまった。
夕方、板橋の得意先から直帰。
ビールが呑みたい。
カミヤでもいいのだが、、一昨日のことだし
魚も喰いたい。太助に行こう。
一度家まで戻り、自転車で向かう。
6時半まだまだ、明るい。日がのびたものである。
人間、明るいと、まだ早い、と思ってしまうのであろうか
口開けの客であった。
(7時を過ぎると、続々と客が入りあっという間に
いっぱいになった。)
カウンターに座る。
とりあえず、ビールだな〜。
ガブガブ呑んでしまう。
つまみ。
いか。活あおりイカ。
たこ。(三浦・佐島産)どちらも、塩で。
イカは甘く、たこは、いい素材に確かな仕事。
星鰈。ポン酢で。やはり、甘味と歯ごたえ。
中トロ。赤貝。子持ち昆布。
鰯。(つまみ。)
瀬戸内産という。東京ではあまり聞かない。
脂はかなりあるが、いわゆる、鰯臭さ(生臭さ)がまったくない。
筆者、この、鰯臭さも、嫌いではないが、
この、淡白というのか、爽やかな鰯には、少しビックリ。
毛蟹、小柱、イカの軟骨、くらげなどの入ったサラダ。
にぎりで、
小肌、穴子。
毎度のことであるが、ここの小肌。
見た目が非常に、きれいである。小ぶりのものを
皮目を斜めに、酢飯全体を覆うように、握ってある。
これが、非常に、美しい。
しめ具合ももちろん、ちょうどいい。
穴子。これも毎度書いている。
今日は、煮立て。(ニアガリ)。いつものことであるが笹の葉(熊笹?)に乗せて
炙(あぶ)っている。(なぜであろう。今度聞いてみよう。)
まったく、口の中で、とけていく。
この二品だけでも、この店に通う甲斐はある。
鳥貝。にぎり。
主人が、銚子のもの、と自慢していた。
非常に、柔らかくみずみずしい。
いつもながら、大満足である。
電話番号:03-3841-4811
住所: 東京都台東区松が谷2丁目26−6
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