断腸亭料理日記2004

そば・元浅草・砂場

5月18日(火)昼
さて、今日は、拙亭に最も近い店の登場である。

両国の得意先へ午後イチ。

11時半、オフィスを出て、忘れ物があったので
自宅に寄る。
(家が近いのは、こうしたときに非常に便利である。)

昼は、近所のそば屋。

元浅草・砂場である。
拙亭の近所は、さすがに浅草、というべきか、
町内(旧町内)にすし屋と、そば屋が二軒はある。

その中でも、砂場という名前を冠しており
格としては、低くはない。
(しかし、まあ、これとても、あまりあてにはならない、
どことは言わないが、藪、という名は冠していても
酷いところもある。)

場所は、春日通りと、左衛門橋通りの交叉点の角。
ビルの1階。

元浅草1−1−1、である。

昼は近所のサラリーマンで、そこそこに、混みあう。
テーブル席が7、8卓。

相席で座る。

昼は決めている。
ミニカツ丼と、もりそばのセット。

いかにも、近所のそば屋のメニューという感じである。

しかし、もりそば。あなどれない。
ランチでも、本わさびである。

また、そばは、砂場伝統の、白っぽい細切り(さらしな)。
当然、つゆも、味の濃い、東京風。

しかし、もちろん、濃いといっても、先日の並木藪ほどではなく、
そば湯で割ったときに、明確にわかるが、

だしの旨みというのであろうか、これも、しっかりしている。

また、そば屋のカツ丼。普通にうまい。
東京の正しい、昼飯である。

近所のそば屋にしては、レベルは高い。



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