断腸亭料理日記2004
5月4日(火)第二食
ちと、出かける用事があり、大江戸線に乗るが、小腹がすいたため、途中下車。
上野御徒町である。
またまた、大喜に行こうと思うが、中途半端な時間のためか
閉まっていた。
例によって、またまた、池之端藪へ。
祭日で、混んでいる。
相席でなんとか座る。
今日は、あられそばにしてみる。
小柱が入った温かいそば。
昨日食べられなかった、小柱である。
小柱は、寿司ネタでも使う、青柳(バカ貝)の貝柱である。
断腸亭、毎回、偉そうに書いているが、
白状をしなくてはいけない。
なんと、あろうことか、以前に、筆者は、
赤貝の貝柱だと、思い込んでいた。
以前といっても、大昔ではない。
実は、知ったのは最近だったのである。
(明確にいつかは忘れた。)
以前のこの料理日記にも、間違って登場させてしまっている。
小柱のかき揚と称して、赤貝の貝柱をヒモからはずして、小柱と思い、
かき揚にしていた、、。
それでも、食えないものにはならないが、
赤貝の貝柱と小柱は、見た目も、食感がぜんぜん違う。
赤面の至りである。
断腸亭よ、謙虚にならなくてはいけない!!
(今、googleで小柱を検索すると、
筆者の過去の間違いのページが引っ掛ってしまう、、のである。)
ともあれ、あられそば。
鬼平を読みながら、少し待つ。
運ばれる。
そばの上に、一面、もみ海苔が敷かれ、その上に
生の小柱が載っている。
このそばは、海苔と小柱、磯の香り。
そして、小柱のプリプリの食感である。
つゆにも独特の風味がある。
別に味を付けているのか、小柱からの味なのか、、。
つゆまで全部、飲み干す。
うまかった。
小柱、いかにも、江戸前のネタ。
あられそば「乙」(おつ)という言葉がぴったりの
そばである。
(赤貝ではない、青柳、、。!気をつけます。
他にも間違い、あるんだろうな〜
是非、ご指摘ください。お願いいたします。)
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