断腸亭料理日記2004

上野・立ち呑み・肉・大山

3月13日(日)夜
寒い。寒い。

しかし、下町の定義を考えていたら、

無性に立ち呑み(立ち飲み)に行きたくなってしまった。

なにも、日曜の夜、それもこんな日に、と、も思うが、妻を連れて、
自転車で御徒町・上野方面へ。
どこか、やっているであろう。

吉池の前のJRガード下、吉池経営の「味の笛」
を覗くが、休み。

この並びは、何軒かあるが、軒並み休み。

と、なると、大山。
餃子の昇龍のそば。

「丸井」裏の通りをガード方向に、右側である。

この大山は、肉の卸屋さんの経営で、界隈ではそれなりに
有名な店である。
奥は肉を中心にした、レストランになっている。
その店先で、いつも煙をもうもうと上げて、もつ焼きや
コロッケなどの肉屋の揚げ物を売る。
おやじやら、若者やらが、チューハイや、生ビールを呑んでいる。
店先と、中のレストランへの通路にちょっとした
カウンターがあるだけで、完全に吹きっさらしである。
そこで、呑む。

まあ、上野、御徒町である。
若者がいたりするのは、場所柄であろうが、
よごれ系の立ち呑みに、分類できよう。

筆者も知ってはいたが、寄ったことはなかった。
妻が、よごれ系に、尻込みをする・・・。
「昇龍にする?」しばらく、大山と昇龍で、うろうろ、、。

結局、とりあえず、大山で落着く。
(付き合わされる方もたいへんである。)

メンチと、アジフライ。
そして、お酒、、、お燗。

「お燗、ないんですよ。冷(ひや)だけなんです。」
この寒いのに、ビールもないであろう。頼む。

うわ、、。

ワンカップそのまま。(さすがに、妻と顔を見合わせる。)
(ちなみに、オリジナルのワンカップ大関である。)

かぽっ、と開けて、呑む。

冷であえば、大関もそこそこ呑める。

メンチがなかなかうまい。と、いうよりは、かなりうまい。
これは、評判通りである。

しかし、ここは、この季節、長居したくも、できない。

早々に退散。
昇龍の餃子で呑み直そうと、思っていたのであるが、
なんと、大山にいる間に、閉店。7時であったか、7時半であったか。
仕方なく、御徒町駅方向に戻り、珍満

寒かったので、湯麺と、餃子。
ここ、餃子もそこそこ、うまい。

大山、うまいのであるが、暖かい時、限定である。

肉の大山
TEL 03-3831-9007
〒110-0005 東京都台東区上野6丁目13−2



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