断腸亭料理日記2004
2月18日(金)昼
今月二回目である。
やはり、ビックサイトで展示会。
今日のものは。ビックサイトすべてを使い、大規模である。
朝から見て回り、一度出て、昼飯を食って、また、戻る。
風邪が治りきっていないため、歩き回るのは
なかなかつらい。
ともあれ、トラットリア・アルポルト。
今日のパスタランチは
カキと葉玉葱(はたまねぎ)の柚子風味ガーリックオイル、
牛バラとブロッコリーのトマトソース、
ベーコンと根菜のクリームソース、の、三品。
¥500増しの高い方は、
オマール海老とポルチーニ茸のクリームソース。
以前に、ここのランチは、安くて、うまく、大盛もあり、よいのだが、
食べ応えがない、というようなことを、書いた。
野菜や、チーズのみパスタでは、男の昼飯としては、心もとない。
これは、量の問題ではなく、肉や魚、が食べたい、ということである。
店のターゲットが男にあるのか、女にあるのか、
と、いう違いであろうかとは思う。
「牛込・市谷ビストロランチ」
のどこかにも、書いているが、ケーキ食べ放題や、
有機野菜もよいのだが、男の昼飯としては、違う。
このため、行ってはいるが、書いていない店もある。
男だって、昼飯に、ちょっと洒落たフレンチや、イタリアンを
食べてもよいではないか。
今日の三品は、どれも、食べ応え、という意味では、よい。
一つ目のカキと葉玉葱・・・、にしてみる。もちろん、大盛。
これ、前の日記を読み直すと、似たようなものを、10月に食べていた。
この時は、葉玉葱ではなく、焼ねぎ。
その他は同様。
柚子風味、というのが、まったく感じられない、と、
書いているが、今回も、これは同様。
また、焼ねぎ、の意図、が、生きていない、と、書いているが、
今回は、焼いていないため、これは、対象外。
焼きねぎの意図は、焼いた香ばしさと、ねぎの甘味、であろうかと思う。
前のものは、ねぎを焼いたのはよいのだが、
わけぎ、かと思われ、細く、甘味が出るほどまでいかず、
意図が生きていなかった。
今回のものは、葉玉葱。
葉玉葱とは、若い玉葱で、春先のこの時期のみの、ものであるという。
玉葱を育てる際に、間引いたもの。
小さめの玉葱に、そのまま、ねぎの青い葉がついたものである。
この玉葱部分と、葉の両方を、そのまま使っている。
このため、葉部分は、太く、甘味という意味では、
意図は発揮されている。
また、玉葱部分も甘味はある。
全体としては細めのパスタに、にんにくが利き、
牡蠣も、前回同様、ふっくらとし、旨みも充分でうまい。
デザートは、小豆(?)のシフォンケーキ、生クリーム添え。
ふんわりとし、うまかった。
ここのレシピ、片岡シェフが目を通す、など、
なんらか、関わられているのであろうか。
厨房を覗くと、調理されている方々は、随分若そうである。
ともあれ、いろいろ書いているが、これだけ通っているわけである。
パスタも全体としては、当然、水準以上、
うまいデザート、コーヒーが付いて、大盛にしても、¥1250。
申し分ないCPである。
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