断腸亭料理日記2004
2月2日(水)昼
今日は、久しぶりに、朝から、ビックサイト。
昼は、アルポルト、である。
秋、以来、関係のある展示会などもなく、わざわざ、来る場所でもない。
なにか、今日は、筆者の行った展示会以外に、ビックサイトでは
大学生の就職関係の催しも行われており、三年生であろうか、
学生が、あふれていた。
この寒中に、海風吹きすさぶ有明で、スーツだけ。
コートを着ていない、男子学生がいた。
20年近く前の自分のことを思い出してしまった。
スーツに合うコートなど持っておらず、かといって、変なものも
着られず、寒い思いをしていた。
さて、トラットリア・アルポルト。
今日は、高い方のパスタランチ。
鴨の煮込みソース・マルサラ風、というもので、さらに、大盛。
ちょっと、期待してしまう。
パスタは、細め。
鴨肉は小さく切られ、アスパラも入っている。
ソースは、クリーム。
生クリームが入っているようである。
味は濃い。
濃厚。
む、なんと、なんと!
味は、フォアグラ。
フォアグラをつぶし、生クリームと合わせてある。
フォアグラのソース。
鴨の味も濃い。
甘い、と、いった方がよい。また、赤ワインのような風味もする。
また、煮込んであるため、柔らかい。
食べ進むうちに、フォアグラ、そのものも、出現。
鴨の煮込みソースというよりも、
フォアグラソース、鴨煮込み入り、という感じである。
大盛にしたせいもあり、かなり食べ応えがある。
これは、よい。
ガツガツと、むさぼり喰う。
デザートも、チョコレートマーブルの
入った、こってりとしたアイスクリーム。
うまかった。
これで、¥1700は、安くはないが、
飛び切りうまかった。
※後で調べてわかったのだが、「マルサラ風」のマルサラ、
イタリアのシシリア島にある町のことで、ここで作られる、
マルサラ酒というものが著名であるという。
このマルサラ酒は、ブランデーなどを添加して、
アルコール度数を上げた、ぶどう原料の酒。
シェリーなどのように、食前酒としても飲まれるもののようである。
「マルサラ風」とは、未確認ではあるが、これを使っている、
ということではないかと思われる。
鴨肉に感じた甘味は、これに寄るものか。
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