断腸亭料理日記2004
里芋と葱のふくめ煮1月16日(日)夕食 午後、スカパー時代劇専門チャンネルで、 これが、原作で読んでも、実にうまそうなのである。 *********************** [どんぶり屋]では、酒を出さぬ。できるものは、いわゆる[定食]のみであり、 すわった平蔵の前へ、盆が運ばれて来た。 平蔵は、里芋を口にし、感心をした。
*********************** 平蔵が、汚れ浪人に、身をやつし、三ノ輪の この後、平蔵が岸井左馬之助扮する「平蔵」を暗殺する、 「葱の甘味が・・・」などと、池波先生にしては、 葱にしても、里芋にしても、あたりまえのものであるが、 また、三ノ輪、というところがまた、よい。 江戸からは、千住との中間地点。 池波先生は、このあたりを舞台に選ぶことは、意外に多い。 そんな三ノ輪の、一膳飯屋。 さて、これ、筆者は前にも、実は作ったことがあった。 ポイントの一つは、出汁、であろう。 里芋の皮を剥きながら、 削り節をこし取り、一口に切った、里芋を入れる。 味付けは、しょうゆと酒のみ。 葱はぶつ切りの、比較的大き目に切る。 里芋に串を刺して、火の通り加減を見る。 OK。 葱は白い部分から。時間差で、青い部分。 酒の燗をつけて、食べる。 結構、味が濃くなった。 出汁もよく、なかなか、うまく仕上がった。 葱が比較的太めであったのもよかった。 二人で、おかわり、までしてしまった。 世の中、いろいろな珍味もあるが、こうしたなんでもないものが |
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