断腸亭料理日記2004
鴨鍋とはまぐりのつゆ1月3日(月)夕食 正月には、好きなものが食べたい。 地球最後の日に、何が食べたいかと聞かれれば、迷わず「鴨」、 鴨が、以前は高価で、あまり売っていないものであった。 今も、そうかと、聞かれると、さすがにそこまででは、ない。 毎年食べており、また、鴨せいろも、ほうぼうで食べており、 しかし、相変わらず、大好物であることには、変わりがない。 鴨鍋、自体は、昨年、鴨飯と共に、やった。 このときの、余りが半分残っていた。 500g¥1000でこれだけ楽しめれば、御(おん)の字である。 さて、今年は鴨鍋の前に「はまぐりのつゆ」である。 鴨鍋とは、直接は、なんの関係もない。 はまぐりのつゆ、のみで、酒を呑む。 おつゆというのは、普通、飯と共に仕上げに飲むものであると、 しかし、実際に試してみると、はまぐりの吸い物、 はまぐりのおつゆで、燗酒一合。 そして、鴨鍋。 鴨鍋は、ぼんやりしているとすぐ、 鴨の脂と、しょうゆの甘辛、芹の苦味のあるシャキシャキした食感。 やはり、堪(こた)えられない、うまさである。 |
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