断腸亭料理日記

餃子3

8月8日(日)
今日から、妻も休み。

明日から、昨年暮行った箱根の温泉へ、という予定である。
真夏の温泉もいいのでは、と思い、計画した。

昼から、スニーカー、ビール(1ケース)など買い物に、車で出る。
決めているスニーカーのブランドが見つからず、結局、上野の丸井まで行ってしまう。

よせばいいのだが、炎天下、車をオープンにしていたため、
熱射病寸前になってしまった。

この暑さ、夕飯は例の、餃子(のようなもの)にしよう。
暑いときには餃子を、むさぼり食う。
これである。

今日は、時間もある。ゆっくり作ろう。

作る。
材料は、豚バラ肉、と小エビ。

何度も書いているので、工程は省略。

何回か作ってわかったが、
タネは、練ってから、寝かす、ことが旨味を引き出すポイントである。

皮は、今日も、不揃いだが、総じて大き目、10cm〜15cmになった。
しかし、皮作りは、練って、伸ばして、汗だくの作業で、ある。

包み方は、今日は、蒸すつもりであるため、無造作でいいだろう。

東京の拙亭では、久々ではあるが、中華せいろの登場である。
中華鍋に湯をわかし、この上にせいろを載せ、餃子を並べる。

15個程度、2段になった。

蒸す。15分ほど。

蓋を取り、皮の色が変わり、もうよいか、、。

餃子を取る、、、、、取る、、、、取る、、、、が、
取れない。

嗚呼!
悲しい哉、せいろにくっついてしまった。

全部ではないが、数個、皮が裂け、せっかくの肉汁が出てしまった。

先日、名古屋で、即席の蒸し器を使って蒸した時には、
ラップを敷いたが、今回は本式、中華せいろである、
そんな危惧もなく、そのまま置いてしまった。
(ラップを敷くのもだめ、密着し過ぎるため、接している部分に蒸気があたらず
ひっくり返す必要があった。)

そういえば、本場の点心では、レタスなどの葉っぱが敷いてあった。
あの、葉っぱは、飾りではなかったのである。

皿に取り、ビールを開けるのも、もどかしく、食う

裂けていないものを、辛油、酢じょうゆに付けて、、。

昼間の暑さ、空腹、を吹き飛ばす、うまさである。

形は悪い、裂けているのもある。
しかし、食べ応えのある、厚めの皮、
筆者のタネの味付けもそこそこに、まとまってきており、
うまい。 まったく、うまい。

裂けようが、なにしようが、今日は、大満足である。

※平均点 2.808 合計26人

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