断腸亭料理日記2024

親子丼

4572号

5月31日(金)夜

さて、なにを食べよう。

親子丼にたどり着いた。

なぜか?。

最近、あまり手の込んだ料理をしなくなってる?。
面倒、億劫?。
天ぷら、にぎりの鮨、あたりは、作っているが、
あれらは、そうでもないのである。
手間、時間もある程度かかるが、作り慣れているからか
始めてしまえば、そう面倒さは感じない。

そう、洋食を作っていないか。
フレンチ?。

例えば、ハンバーグ。牛乳を多めに入れる
柔らかい奴。
うまいのだが、手間も掛かるし、技術も必要。
なん回も作っているが常に失敗とうらはら。
難しい。
付け合わせも含めて材料も買い揃えなければいけない。
そう、天ぷら、にぎり鮨は材料が少なくともよい。

と、いうことで、親子丼。
ただまあ、親子丼だけではネタにならぬので、
味噌汁くらいは作ろう。

鶏肉は、ハナマサで小間切れという名のパック。
切れていたので玉ねぎ。
赤だし用に、なめこと小さな豆腐のパック。
三つ葉も欲しかったが、ないので小ねぎ小口切り1パック。

これでよいかな。

作る。
なめこと豆腐の赤だし。

鰹でもよいが、煮干で出汁を取るか。

煮干は頭と腹を取る。
苦みを出さないため。

どうでもよいが、皆様はいかがであろうか。
私は、煮干のはらわたなどの苦みはやはり、
取った方が、よいと思う。
ラーメンで煮干系というのがあるが、あれだけ
大量に使うのでむろん取っていない。やはり、
苦いと感じる。それで、どうも好きになれない。

ともあれ。
頭と腹を取るので、減るわけだがそれを見越した量。

これをレンジ加熱する。
以前は煮干は乾煎りをすると言われていた。
これも生ぐささを飛ばすため。
そして、レンジだと、ちょっと煮干が爆発して
出汁が出やすくないという効果もある。
もちろん、かけすぎは気を付けなければ
いけないが。

鍋に水を張って煮干を投入。
煮立てて弱火にして、5分。
あとは、そのまま放置。
30分以上は置いておく。

鰹節もそうだが、出汁は色が付くくらいでなければ、
出汁ではない。入れて煮ればよい、というものではない。

これくらい色が付けば、ちゃんと出汁は出ている。

豆腐は小さめの賽の目。

点火し、なめこから投入。

なめこが煮えたら、豆腐も投入。

温まったら、味噌。
味噌は、八丁味噌7:信州味噌3の割合で溶き入れる。

赤だしというと赤味噌=八丁味噌のみにはしない。
和食では普通ではなかろうか。八丁味噌は米麹を
使わないので、旨味が少ない。それで出汁を強く、
旨味が多い米味噌を足す必要がある。

溶いたらここで止めておく。

玉ねぎを1/4個スライス。鶏肉は小間切れなので
そのまま。

さて、ここからは、一気。

丼鍋を用意。
冷凍飯もレンジ加熱開始。

丼鍋に水を張って、玉ねぎから。

火を通し、桃屋のつゆ。味見をして、鶏肉も投入。

玉子を二個、ボールに割ほぐしておく。
少し腰を残しておく。

ふたをして鶏肉に火を通す。

火が通ったら、玉子半分。また、ふた。
ある程度固める。

こんな感じかな。

丼にご飯。ほぐして、丼鍋から、さっと移す。
残った玉子を上からかける。

ちょっとゆるいが、このくらいがうまい、か。

赤だしを再加熱。ねぎを両方に散らす。
上野広小路[酒悦]の柴漬けも出す。

出来上がり。

やっぱり、三つ葉は欲しかった。

薬味、添え物ではあるが、なぜか親子にしても
赤だしにしても必須のような気がする。

親子は、固まり切ったものもよいが、
こうして、玉子かけご飯に近い方が、上回る
のではなかろうか。

赤だしも上々。

満足、満足。

 

 

 

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