断腸亭料理日記2024
4606号
7月21日(日)第一食
最高気温、34.6℃(13時27分)。
暑い。
さて、ここ。
先日書いたが、来ようと思ってやっていなかった
[ぽん多本家]。
昨日、よし、日曜だが明日行こうと決めた。
なんとなく、ここで行かないと機会を逸してしまいそうで。
前回は、2月であった。
ちょっと時間が開いた。
豚のカツレツが食べたい。
毎度書いているように、[ぽん多本家]は洋食やで、
とんかつや、ではない。
だが、今回は、とんかつ、いや、豚のカツレツ、で、ある。
暑くなると、揚げ物が食べたくなる。
天ぷらも同様なのだが、なぜであろうか。
やはり、体力を付けようと、無意識に油を欲する、
のかもしれない。
昼は13:45、LO。
13時には家を出る。
ジリジリと射すような日差し。
20分には到着。
重い扉を押して、入る。
入って、カウンターにもお客。
その向こう、調理場のご主人。
一人、と指を出す。
混んでるだろうし、カウンターかな、と思うと、
お二階へ、とご主人。
以前、仕事帰りに寄っていた頃は、ほぼカウンター
だったのだが、最近は必ず二階。
なぜであろうか。
二階の方が落ち着ける?。それは確かだが、
私としては、どちらでもまあ、かまわぬのだが。
階段を昇って二階へ。
二階は多少あきテーブルがある。
中ほどへ。
注文は、ビール中瓶をもらって、カツレツ。
ご飯と味噌汁もつけて。
ビールがきた。
キリンクラシックラガー中瓶、小ぶりのグラス。
まず一杯。
ここはお客が多くともいつも静かなのがよいのだが、
日曜のせいか、普段こないような人もいるのか
ちと、騒々しい。
そう大きな店でもなく、テーブルも近いので、
隣の声が大きいのは困りもの。
なにをしている人なのか、内容までわかってしまう。
公共の場での社会人としてのマナーだが、教えて
くれる人がいないのか。
ともあれ。
お通しが、なくなったのか?、と思っていたら、
すみません、遅くなりましたと、お姐さんが
いいながら、きた。
お通し。
いか下足のねぎぬた。
なんだか下足多め。
おまけ、かな?。
辛子酢味噌の塩梅がいつも通りよろしい。
カツレツが運ばれ、ビールがまだあったので、
お姐さんが、ご飯は後にしますかと気を使ってくれるが、
出してもらう。
味噌汁は、なめこと豆腐の赤だし。
お新香はきゅうり、白菜、大根のつぼ漬け、か。
カツレツに千切りキャベツ。
カツレツは半分に切って、さらに一口に。
ちょっとわかりずらいが、カツレツの右上に
一つ、カツレツではないもの。
これはポテトフライ。
じゃがいもを揚げたものだが、おそらく
ゆでたものを衣を付けて揚げている。
まあ、ちょっと簡単なポテトコロッケ。
これは自分でも作ったことがあるが、生を
そのまま揚げると火が通るのに時間が掛かりすぎる。
ポテトフライは、全国的にもあったかもしれぬが、
大正、戦前から、東京の肉やなどでも売っていた。
安いお惣菜。
池波正太郎先生は子供の頃、好物で、ポテショウと
呼ばれていた、ということである。
ともあれ。
皿に塩を出す。
キャベツにだけソースを掛けまわし、よく和える。
これ、あまり書いていなかったと思うが中途半端
ではなく、よく和えるのが好み。
そして、カツレツ。
揚げ色浅め。
塩を付けて、食べる。
肉はふんわり。うまみにあふれている。
衣はサクサク。
ここのカツレツは、ロースなのだが、脂身は
ほぼ、いや、まったくないだろう。
この年になると、やはり脂が多いのは、
ちとヘビーで、ある。
味噌汁も赤だしだが、出汁感強めで味噌もおそらく
合わせで、まろやか。
お新香もうまい。
以上。
下の帳場で会計。
今日も、うまかった。
ご馳走様でした。
台東区上野3-23-3
03-3831-2351
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