断腸亭料理日記2024

立ち喰い鮨・浅草まぐろ人・雷門出張所

4594号

7月5日(金)第一食

鮨である。
鮨を喰おう。
昨日から決めていた。

が、暑い。

どうしたことであろうか。

まだ梅雨が開けていないというのに。

最高気温が、1日(月)29.4℃、2日(火)31.4℃、3日(水)33.3℃と
と、今週に入って、どんどんと上がっている。
今日は、猛暑日が予想されている。
午前中からもう30℃を越えている。

鮨は[浅草まぐろ人]

暑さと、鮨とはなんの関係もない、と思う。

ラーメンが続いていた、から。

最も暑い頃であるが、13時すぎ、出る。

[まぐろ人]の雷門。今日はどうであろうか。

ドアの前に立ってのぞくと、あれ!?一杯、か。

入ってみると、奥の職人さんが、どうぞ、と手招き。
一人は立てるところがあった。
よかった。

今日は外国人らしいのは一人。
中国系(?)の若めの女性。
一つずつ、写真の入ったメニューを指差し
カタコトの英語で注文している。

ビールをもらって、いかと白身から。

いかはすみいか。
白身は、やはり時期で平目ではなく、鰈。
そして、鯛。

ここは、ホワイトボードに今日あるものが、おそらくすべて
書かれている。一応見えているつもりなのだが、老眼に乱視
だからか、書かれているものが、頭に入りずらい。
なぜであろうか。文字とその意味を結び付ける認知機能が
落ちているのか。暑さのせい?。
まあ、年齢、か。

前回もそうであったが、今は、鰈なのある。
それは覚えていたのだが、鰈、カレイ、かれい、が
見つからなかったのである。
お兄さんに、うちは今は、かれいなんです、と念を押されて
しまった、のである。

ともあれ。
いつも通り、白身を続ける。

右から、かんぱち、しまあじ、いさき。

なのだが、撮り忘れて、しまあじを先に食べてしまった。
メモはしているので、写っている右がしまあじなのは、
間違いないはず。
まあ、違いはほぼわからぬが。

そして、いさき。
きれいである。夏の魚。
塩焼きが一般的であったと思うが、最近は、刺身でも
食べられる。
ねっとりとした、うまみ。

まだ、白身。

右、太刀魚、左、こち。

太刀魚は、霜降り(焼き霜?)にしてあるよう。
身の柔らかい、水分の多い魚だからか。
にぎりに合うのか、、、微妙かもしれぬ。

こちは、前回もあった。ただこち、というと、めごちではなく、
まごち。淡泊で、微かなあまみ。

やっと、好物の光物。

鰯、鯵。鯵がうまい。鰯もうまい季節のはずだが、
もう一息、か。なかなかむずかしい。

小肌、〆鯖。

小肌は、もうかなりでかい。
ただ、味は、上々。
〆鯖もよい塩梅。

白魚と平貝。

まだある、白魚。もう、年がら年中か。
うまければよいか。

平貝もこのところいつもある。
貝のなかでは、最大の好物。
このサクサクとした食感と香り。
ありがたや、ありがたや。

ビールも呑み終り、味噌汁とお茶。

浅利。出汁が強めで、うまい。

軍艦二種。

白子とねぎとろ。

白子は、ふぐと書いてあった。
やはり、上質でうまい。
いつも聞いてみたいと思いつつ、聞けないでいる。
なにふぐ、なのか。とらふぐ?で、よいのか、

ねぎとろは、まず食べないのだが、ここがまぐろの店
(まぐろ仲卸の経営)だからもらってみた。
流石に、うまい。
やはり、このまぐろ、生、で、あろう。

かなり食べたが、終盤。

づけまぐろと、見落としていたふぐ。

どちらもうまい。

最後、鉄火巻。

これもやはり、生まぐろなのではなかろうか。
やはり、うまい。

以上。

腹一杯。
今日は、案の定、5000円台になってしまった。

うまかった。ご馳走様でした。

 

浅草まぐろ人

台東区雷門2-18-12
03-3847-7139

 

 

 

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