断腸亭料理日記2024
4487号
1月14日(日)夜
さて、日曜日。
毎度お馴染み、赤坂[四川飯店]。
もちろん値段も値段だが、味もサービスも
がっかりさせられたことがない。
内儀(かみ)さんは、酢豚が食べたいという。
ここは四川料理の日本での老舗、草分けだが、
日本でのごく普通の中国料理もちゃんとあるのも
よいところ、で、ある。
6時からの予約。
大江戸線、春日乗り換え、南北線。
やっぱり、半蔵門は面倒くさい。
半蔵門。降りて、地上に上がる。
今日も随分寒い。
朝の最低気温は、0.2℃。
この時間もかなり寒い。
今は寒中。
今年の小寒は1月6日で大寒は1月20日。
こんなものであろうか。
全国旅館会館に到着。エレベーターで上がる。
着いて名乗り、窓際の席に案内される。
今日も、にぎわっている。
日曜のこの時間のここ、くることが多いと思うのだが
どういう客層なのであろうか。
やっぱり、ちょっと変わっている。
さて。
掛けて、ビール。
今日は、黒ラベル。
最初はウエイター氏が注いでくれるが、
きれいなものである。
泡の割合。
長年の経験の賜物、なのか。
さて、注文は。
酢豚は、ここは黒酢酢豚のよう。
それから、内儀さんはチャーハンとのこと。
それから、ここなら、やっぱり麻婆は抜きには
考えられなかろう。
では、それに青菜炒め、あたり、か。
これで、十分、で、あろう。
青菜炒めというのは、実はここのメニューにはない。
だが、むろんのこと、こんなものは、作ってくれる。
ウェイター氏にいうと、青梗菜と筍、椎茸では
いかがでしょう、とのこと。
頼む。
青菜炒めからくる。
出てくる順番は、なにもいわなくとも、よいように
計らってくれる。
この照り、流石のものではないか。
みじん切りのにんにく。
また、目立たぬが、ちょいとねぎが入っている。
前から思っているのだが、これは、この店らしい
アクセントではなかろうか。
ねぎを入れる意味はこの一品の風味付けになっている
と思うのである。
黒酢酢豚。
まわりに丸く飾られているのは、白いのは大根?、
赤いのはにんじん?、黄色いのはパプリカ?。
わからぬが、美しくあしらうものである。
揚げた豚肉に甘い黒酢の餡。
酸味が強すぎることもなく、また、甘味が
強すぎる、弱すぎることもなく、バランスの取れた、
うまい黒酢酢豚、で、ある。
ただ、お気付きで、あろうか。
ほぼ球形。
球形に切ってから、揚げているのか。
から揚げというのは、球形というのが、
理想形だと思うのである。
肉は当然切ったままだと不定形である。
当然、火の通りはバラバラになり、火が早く通る
ところそうでないところが出る。
均等に火が入り、表面カリ、中フワ、にするには
ベストのはず。
最後は同時に出てきた。
麻婆豆腐と、チャーハン。
ここでは、麻婆豆腐を頼むと、白いご飯は
いかがですか?と勧める。
だが、チャーハンを頼んだ今日はそれはなく、
同時に出す。
まあ、あたり前か。
赤坂四川飯店の伝統の麻婆豆腐。
べら棒に辛くはないが、そこそこ辛く、濃厚。
そして、豆腐は細かめ。
崩れないように、お湯で茹でるということを
していない。
チャーハンはここで頼むのは初めてかもしれない。
芸術的にパラパラ。
流石、で、あろう。
うまかった、うまかった。
腹も一杯。
会計は14,080円也。
?
千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館5F・6F
03-3263-9371
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