断腸亭料理日記2024
さて、今日は二本。
4632号
8月26日(月)第一食
浅草橋三丁目・洋食[一新亭]
ご飯ものが食べたい、となると、
ここが候補に加わったのは、ありがたい。
洋食[一新亭]。
浅草橋三丁目、というと、わからないのだが、
鳥越神社の蔵前橋通りをはさんで、南側。
旧町だと、向柳原二丁目、に、なるのか。
13時半頃。
台風が南にできて動きが心配だが、今日の最高気温は
34.7℃(12時38分)で、日が出て、かなり暑い。
前に書いた後、書いていないが一度行っている。
最初は、カツカレーとハヤシライスオムライスの三食ライス
カツ付き。
次は、これからハヤシを抜いたもの。
今日は、オムライスにおかずを一つ付けるセット
にしようと考えてきた。
おかずはいくつか選べるが、メンチカツ。
この箸袋。
スタンプで店名が押されているが、一新亭、は、
よいのだが、その右肩になにか書かれている。
“博羊楼”か。
この店の正式名は、博羊楼・一新亭?。
明治創業の店なので、こんな風流な名が付いていたのか。
キャベツ千切り、メンチカツ、ナポリタンに、
オムライス。
味噌汁は豆腐。
正しいオムライス定食?。
よいではないか。
うまい、うまい。
ここ、お姐さん(娘さん?)と女将さんが出てくるが
二人とも、かなり腰が低く、愛想がよい。
こちらが逆に恐縮してしまうほど。
台風ができて、関西直撃、とみられていたが、
それて、九州方面になったようで、
女将さんは、よかったですね、台風、と
勘定時に話してくれる。
やはり、今時、こんな世間話をしてくる
ところは、もうなかろう。
東京の飲食店の客あしらいが、どんどんわるく
なっているのをしみじみ感じる。
そう、東京だって、特に下町は、少し前まで、こう
だったのである。
少し爪の垢でも煎じて飲んでほしい。
ともあれ[一新亭]、心配だが続いてほしい店、
で、ある。
03-3851-4029
台東区浅草橋3-12-6
8月26日(月)第一食
十割蕎麦[嵯峨谷]秋葉原店
サガタニ、でよいよう。
ここ、知らなかった。
場所は、ちょっと説明しずらい、秋葉原、外神田三丁目の裏通り。
都内に7店舗で、チェーンといってよいのか。
カウンターで椅子はあるので、立ち喰いではないが、
食券制で、限りなく立ち喰いに近い。
13時半。
ノロノロで“非常に強い”台風が、鹿児島に接近中で
東京の天気も不安定たが、多少、気温が下がっているのは、
ありがたいか。
入って、券売機で食券を買う。
鮭ご飯セット、750円。
路麺(立ち喰いそば)の値段ではないが、
町のそばや程度であろう。
開いている席に掛けて、待つ。
きた。
けっこう太い。
細いのもあるようだが、デフォルトはこれ。
薬味をつゆに入れる。
箸先にわさびを付け、一箸分つまみ、つゆに、
先、1/3をつけて、一気に手繰る。
ん!。
これ、すごいわ。
なんであろうか、この香の強さ。
私は、毎度書いている通り、そばの香りというものに
かなり鈍感なのだが、これはとても強い。
なるほど、そばの香りとは、これであると、
改めて気付かされた。
太いせいもあろう。
店名にあるように、ここは、十割。
その上、自家製粉でさすがに機械のようだが、
自家製麺。
限りなく、挽き立て、打ち立て、ゆで立てとのこと。
鮭ご飯の鮭も、市販のフレークではない。
焼き鮭をほぐしているよう。
うまい、うまい。
腹一杯。
ここ、知らなかったのは、まさに迂闊、で、あった。
ご馳走様でした。
千代田区外神田3-10-7 ランドプール秋葉原1F
03-3525-4030
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