断腸亭料理日記2024
4631号
8月25日(日)第一食
さて、日曜日。
鮨、で、ある。
[浅草まぐろ人]。
朝、雨も降ったようだが、暑い。
最高気温は、33.5℃(12時20分)。
昼すぎ、晴れて日射も強い。
自転車でも日陰を選んで走ってしまう。
雷門店。
どうであろうか。外から見ると、お客は入っている。
開けて入り、一人、と。
奥に三人の一組、出口寄りに7一人。
真ん中に。
二組とも、外国人。
奥は小さな男の子を連れの、米国系(?)の夫婦。
入口側の一人は、これも白人の若い女性。
私以外、すべて観光客というのは初めて。
土日の午後は以前から比較的すいていることの方が
多かったが、外人観光客は店からすればありがたかろう。
やっぱり、ビール。
スーパードライ。
小皿にしょうゆを差し、下駄に生姜を取って、
いつも通り、白身といかから。
いかは、やりいかもあるが、もちろん、すみいか。
白身の最初は、鯛と、鰈。
すみいかは、なかなか柔らかい。
これ、もしかすると、ちょっと大きいが新いかと
いってよいかもしれぬ。
おそらく、国産であろうから、どこで獲れても
産まれてさほど立たぬ子供の可能性は高かろう。
鰈はちょと粘りがあるよい食感。鯛はほんのり脂がある。
引き続き、白身。
これも、いつも通り、毎度お馴染み。
左から、かんぱち、しまあじ。
右は、こち。
夏ということで、このところ、こちがある。
微かなあまみがうまい。
前回、しまあじは、島鯵で、伊豆七島で獲れたから
と由来を書いたが、今日はかんぱちのこと。
かんぱちは、見た目、鰤(ぶり)の中形魚、いなだに
似ているが、別種。
ただやっぱり、しまあじはアジ科だが、かんぱちは
ブリ科らしい。
名前の由来は、立てて真上から見ると、八の字に見える
模様があるから、と。ただこれ、横から見てもまったく
わからない。
まだ白身。
左が、太刀魚で、右がいさき。
太刀魚など、少し前まで刺身で食べなかった。
いや、それ以上に、元来関西の魚で、私の子供の頃は
東京にはあまり並ばなかったと思われる。
今は、東京湾でも大きなものがよく釣れているよう。
(東京湾はおろか、北海道、渤海湾あたりまでいるよう。)
太刀魚といえば、塩焼きがうまいが、刺身のにぎりでも
脂があるのが、わかる。
いさき。
これもほんのりあまみのある白身。
白身はやっと終わり、光物。
右から、秋刀魚、鰯、鯵。
鮨やで、秋刀魚は食べないことにしているが、
安かったのでもらった。まあ、脂はあまりないよう。
三陸であったか、北海道であったか、なぜか急に
大漁のニュースを視た。その影響か。
なにかの偶然であろう。これがノーマルとは到底思えぬ。
鯵も鰯も上々。
ビールを呑み終わり、お茶と味噌汁をもらう。
味噌汁はいつも通り、浅利。
まだ、光物、〆もの。
小肌と〆鯖。
小肌!、開いた一匹。
ん、これも新子といってよいのだろう。
やはり、この薄い身が、うまい。
〆鯖もよい塩梅。
軍艦と、貝。
生しらす。
しらすの旬はいつなのであろうか。
調べると、春と夏のようで、うまい。
平貝は、あれば頼まねば、と思ってしまう。
サクサクとした食感が、よし。
まぐろ、中とろと、づけ。
どうであろう。
うまいのはもちろんだが、なかなか美しいではないか。
みずみずしい。
流石、まぐろ専門。
いつもの通り、最後は、鉄火、細巻。
ちょっとわかりずらいかもしれぬが、
このまぐろもやっぱりみずみずしい。
うまかった、うまかった。
ご馳走様でした。
今日も、勘定は5000円をちょっと越えてしまった。
腹一杯。
台東区雷門2-18-12
03-3847-7139
※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメール、ダイレクトメッセージはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。
断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|
2004 リスト6
|2004
リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10
|
2004
リスト11 | 2004 リスト12
|2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005
リスト15
2005
リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20
|
2005
リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006
6月
2006 7月 |
2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006
12月
2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |
2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月
2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月
2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |
2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |
2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |
2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |
2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |
2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |
2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |
2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |
2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月
2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |
2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |
2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |
2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |
2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017
1月 |
2017 2月 |
2017 3月
| 2017 4月 | 2017
5月 | 2017 6月 | 2017
7月 | 2017 8月 | 2017
9月 |
2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |
2018 5月 |
2018 6月|
2018 7月|
2018 8月|
2018 9月|
2018 10月|
2018 11月|
2018 12月|
2019 9月 | 2019 10月
| 2019 11月 | 2019 12月
| 2020 1月 | 2020 2月 |
2020 3月 |
2020 4月 | 2020 5月
| 2020 6月 | 2020 7月
| 2020 8月 | 2020 9月
| 2020 10月 | 2020 11月
| 2020 12月 | 2021 1月
| 2021 2月 | 2021 3月
| 2021 4月 | 2021 5月
| 2021 6月 | 2021 7月
2021 8月 | 2021 9月 |
2021 10月 | 2021 11月 |
2021 12月 | 2022 1月 |
2022 2月 | 2022 3月 |
2022 4月 | 2022 5月 |
2022 6月 | 2022 7月 |
2022 8月 | 2022 9月 |
2022 10月 |
2022 11月 | 2022 12月 |
2023 1月 | 2023 2月
| 2023 3月 | 2023 4月 |
2023 5月 | 2023 6月 |
2023 7月 | 2023 8月 |
2023 9月 | 2023 10月 |
2023 11月 | 2023 12月 |
2024 1月 | 2024 2月
| 2024 3月 | 2024 4月 |
2024 5月 | 2024 6月 |
2024 7月 | 2024 8月 |
(C)DANCHOUTEI 2024