断腸亭料理日記2024

中国料理・中國飯店・市ヶ谷店

4623号

8月13日(火)夜

なにかで[中國飯店]のペキンダックをやっていた。
ペキンダックなどどこでも食べられるが、
[中國飯店]なのか。

わからぬが、食べたくなった。
やはり、中華の宴会でもあれば、決まって出てくるが
このところ食べていない。

食べに行こう。

[中國飯店]、そう、以前サラリーマン時代、
市ヶ谷店によく行っていた。
そういえば、国が旧字の國であったのに気が付いた。
以前は私は国を使っていたが。今回から國表記で。

[中國飯店]は本店という表記はしていないようだが
一応、六本木店が元なのか。開店は昭和48年(1973年)。
元は、中国大使館のシェフが始めたと聞いたことがある。
誰にでも食べやすい上質な中国料理を出す。
やはり北京ダックは看板料理といってよさそう。
拙亭からは、市ヶ谷店が近いか。

18時に予約。内儀(かみ)さんと向かう。

[中國飯店]市ヶ谷店の住所は千代田区九段北四丁目。
外濠に近いビルに入っている。
市谷という地名は外濠の外側で新宿区、正しい町名表記では、
ヶ、は入らない。JRの駅が千代田区側にあって、表記も
市ヶ谷。
まあ、使い分けとして、千代田区側は市ヶ谷にしておこう。

玄関は靖国通り側ではなく、外濠側。

入って名乗り、奥のテーブルへ。

ここもサービスは流石に、上級。

注文は、ビールをもらって、“名物”北京ダックは
二人で1/2羽。

それから、前菜盛合わせ、二人前。
ご飯もの、五目チャーハン。
さらに、麺、酸辣湯麺。以前からここで食べているが、
かなりうまく気に入っている。これを食べねば。

前菜から。

左から、よだれ鶏、といっていたが、例の
四川風の赤いたれのものではない。
ねぎのさっぱりしたたれ。上品。

くらげ酢があって、いんげん。

蜂蜜チャーシュー。
これはうまい。豚バラか、こんがり焼いたところに
くどくない甘さが、流石。

上が、ずわいがにのたまごソース。
これはちょっと酸味のあるこってりしたもの。
もしかしてかにの卵?、なのか、鶏卵なのか、、。

そして、北京ダック。
やはり、前菜の位置付けなので、この順番なので
あろう。

半羽。

見せにきて、これはすぐに引っ込む。

そして、こう姿を変える。

一人、二本。
実にきっちり、きれいに巻かれている。

アップ。

小麦粉の皮、アヒルの皮、きゅうり、白髪ねぎ、甘い味噌。

これを北京ダックという。
皮以外の肉はどこへ行ったのかなどと考えてはいけない、
のだろう。
(現地、北京の北京ダックチェーン店で食べたことが
あるが、そのまま一羽丸のままテーブルに出され、肉も
全部食べられたが。)
ともかくも、日本ではこういうもの。

サクサク、パリパリ、ほんのり鴨の香りと脂。
甜麺醤の甘味。
外の皮はモチモチ。

味は、なるほど。
極上。

野菜。

ブロッコリーとアスパラガスを合わせたような
野菜、スティックセニョールとのこと。

炒めではなく、湯通しも選べますというので
そうしてもらった。

やはり、中華の野菜への火入れの技、というのは
もの凄いものがある。油よりも湯の方が、お薦め
というのは、なるほど、そういうことか。

五目チャーハン。

取り分けてくれる。
ちょっと驚いたのが、五香粉か、八角系の香りが
ほんのり。

そして、酸辣湯麺。これも取り分け。お茶ももらう。

麺。

正統中華なので、卵麺か。
気持ちウェーブの入ったエッジのある麺。

具沢山。
皆、細切りで、豚肉、豆腐、中国ハム、たけのこ、
卵、青ねぎ、あたりか。

ラー油の辛み、酸味、そして、酸辣湯に欠かせない、
胡椒のピリリ。

バランスの取れた、うまい、酸辣湯麺。

おそらく初めて酸辣湯麺を食べたのがここだったから
かもしれぬ。

うまかった、うまかった。
ご馳走様でした。
腹一杯。

会計は二人で、18,000円程度。
値段も流石。

 

中國飯店

 

 

 

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