断腸亭料理日記2023
4449号
11月17日(金)第一食
さて。
寒くなると、うどん。
うどんが食べたくなる。
日暮里の[おにやんま]だったり讃岐うどんも
よいのだが、どうしてか、温まるイメージが
あまりない。
もちろん、かけもあれば釜あげだったり温かいものも
あるのだが、なにか讃岐だとぶっかけなどの冷たい
ものがうまいような気がするのである。
まあ、最も温まるうどんは鍋焼きだと思うが、
讃岐に鍋焼きはあるのだろうか。
あの腰のうどんは、あまり煮込みたくはなかろう。
で、ここ。
浅草橋の[竹や]。
ご存知であろうか。
なん回か、TVにも出ていると思う。
本店は神田明神のそばのようだが、22年に開店していた。
浅草橋のちょっと北の東西の通り、福井町通り
というよう、沿い。
前から多少気になっていた店。
昨日の夜から行ってみようと考えていた。
防風雨になる、などという天気予報であった。
起きてみるとやはり雨。
午後、ずっと雨か。
傘を差して歩いていくか。
歩いても、20分あればでたどり着ける。
それもと、今日は、あきらめか。
が、昼をすぎると、やんできた。
ほんの少しのやみ間か?。
ラッキー。
降られてもよいように、帽子をかぶって、
自転車で出る。
日も出てきた。
天気予報は、はずれ?。
13時すぎ、到着。
店の前の看板には、宮崎細うどん、と、ある。
ネットなどでもあまり言っていなかったと思うが
宮崎県のうどんなのか。
開店1年ほどでまだ新しい、モダンな店内。
広く、席数も多い。
1時をすぎているがそこそこ埋まっている。
ここは、駅からも多少離れており、便利なところ
ではないだろう。
ある程度の人気のよう。
テーブルに掛けて、さて、なんにしようか。
うどんの種類も随分ある。
つまみも多く、夜は居酒屋方向のよう。
うどんは、釜あげ、かけ、ざる、あたりが
やはりオーソドックス、なのであろう。
最初だからノーマルなものがよいのかもしれぬが、、。
壁の貼り紙、海老天カレー、、、
うまそう。
もう一つ、牡蠣みそ、、、
これもよい。
よし、牡蠣みそ、でいってみようか。
宮崎でうどん、というのは、あまり聞いたことが
なかったが、調べると、やはりうどん好きのよう。
それが、細いもの、で柔らかいのが特徴とのこと。
まあ、西日本、特に九州にはそば食文化の
地域はなく麺類といえば、長崎などの
中華麺のところはあるとして、福岡にしても
うどん食文化のところがほとんど、なのでは
なかろうか。
ややあって、きた。
牡蠣みそうどん。
カレーにも見えるが、味噌。
のっているのは、もちろん、牡蠣。
左の青いのは、ニラのよう。右は、生(?)海苔。
そして、太いねぎ。
うどんは、
なるほど、細い。
そして、なるほど柔らか。
わからぬが、手打ち(?)。
味噌のつゆは、濃厚。
ちょっとピリ辛、そして、どうも味噌自体が甘め。
やはり九州の味噌、なのであろう。
味噌に、にらと、海苔、というのは、いささか
妙な感じもするのだが、意外にうまい。
宮崎ではよくあるのか。
食べていると、中からこんなものが出てきた。
びっくり。
おでんに入りそうな、丸い大根。
むろん、長く煮込まれて味が染みているもの。
これも、宮崎では一般的、なのか。
この大根、よく見ると、角を落とし面取りを
されているのがわかる。
ちゃんとした和食の修行をされた方か、
丁寧なプロの仕事といってよろしかろう。
ここに大根が入るべきかどうかの必然性は
置いておいて、なかなかな一杯。
食べていて、どんどん温かくなり、汗が出てきた。
一枚脱いで、食べ終わり。
うまかった。
ご馳走様でした。
なるほど、ちょっとおもしろいうどんや、
で、あろう。
台東区浅草橋1-32-6 コスモス浅草橋酒井ビル 1F
050-5872-7401
※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。
断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|
2004 リスト6
|2004
リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10
|
2004
リスト11 | 2004 リスト12
|2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005
リスト15
2005
リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20
|
2005
リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006
6月
2006 7月 |
2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006
12月
2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |
2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月
2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月
2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |
2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |
2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |
2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |
2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |
2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |
2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |
2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |
2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月
2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |
2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |
2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |
2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |
2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017
1月 |
2017 2月 |
2017 3月
| 2017 4月 | 2017
5月 | 2017 6月 | 2017
7月 | 2017 8月 | 2017
9月 |
2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |
2018 5月 |
2018 6月|
2018 7月|
2018 8月|
2018 9月|
2018 10月|
2018 11月|
2018 12月|
2019 9月 | 2019 10月
| 2019 11月 | 2019 12月
| 2020 1月 | 2020 2月 |
2020 3月 |
2020 4月 | 2020 5月
| 2020 6月 | 2020 7月
| 2020 8月 | 2020 9月
| 2020 10月 | 2020 11月
| 2020 12月 | 2021 1月
| 2021 2月 | 2021 3月
| 2021 4月 | 2021 5月
| 2021 6月 | 2021 7月
2021 8月 | 2021 9月 |
2021 10月 | 2021 11月 |
2021 12月 | 2022 1月 |
2022 2月 | 2022 3月 |
2022 4月 | 2022 5月 |
2022 6月 | 2022 7月 |
2022 8月 | 2022 9月 |
2022 10月 |
2022 11月 | 2022 12月 |
2023 1月 | 2023 2月
| 2023 3月 | 2023 4月 |
2023 5月 | 2023 6月 |
2023 7月 | 2023 8月 |
2023 9月 | 2023 10月 |
2023 11月 |
(C)DANCHOUTEI 2023