断腸亭料理日記2023

立ち喰い鮨・浅草まぐろ人・雷門出張所

4274号

2月7日(火)第一食

さて、鮨、で、ある。

前にも一度書いているが、立ち喰いの[浅草まぐろ人]
雷門出張所
、で、ある。

ここ、気軽だが、ちゃんとしている。
浅草というところ、私が毎度お世話になっている、
弁天山[美家古寿司]をはじめ、古い店も多くあるし、
回転ずしも大手が複数ある。

以前は、東武の浅草駅そばに格安ずしがあったが、
そこが閉めてから、気軽に入れるところが、なかった。
[まぐろ人]、ちょうどよい。

今日は、曇りがちだが、少し暖かい。
やはり、少しずつ春は近づいているようである。

15時半頃、自転車で到着。

立ち喰いなので、カウンターだけで狭い店。
先客は、3人。

入って、カウンターの奥へ。

お酒、ぬる燗をもらう。

松竹梅の豪快。
上燗。
寒いせいもあるか、やっぱり、今は、
ワンランク上の温度になる。

いかと白身から。

いかは、すみいか。
生平目、白身には入らないが、かんぱち。

すみいかというが、ちょっと堅い。
平目も、かんぱちも、上々。

光物。

左から、鯵、〆さば、しまあじ。

〆さばはちょっとおもしろい。
おもしろいというのは、〆具合。
自分でも〆るが、ちょっとそれに似ている。
伝統的には、真っ白になるように〆ていたと思うが、
見た通り、そうではない。
生ではなく酢がちゃんと入っているが、白くはない。
水分があるということ。
私は水と半割りの酢で〆るが、そちら、かもしれない。
鯵は、大きなものだが、うまい。しまあじもうまい。

光物、続き。

小肌、いわし、ぶり。
小肌は、一匹を斜めにし、美しくにぎっている。
こういうにぎりを見ると、なんだかうれしくなる。
きちんとした腕を持った方であろう。
いわしもうまい。
ぶりは、忘れてしまったが、養殖の○○ぶりというもので
あったと思う。

ふぐとふぐ白子軍艦。

伝統的にはふぐは鮨にはしない。
回転ずしにもあると思うが、やはりどちらも
ちゃんとしている。うまい。

まぐろと生しらす軍艦。

まぐろは、づけと、中とろ。
ここは、まぐろ仲卸の経営という。
さすがにまぐろは、かなりうまい。
みずみずしい。
近海の生ではなかろうか。
色が違う。
解凍ものではないはず。

生しらすというのは、鮮度がすべて。魚やで生食用を
買っても、生ぐさいことの方が多い。
むろんのことちゃんと、うまい。

かなり、腹も一杯。
そろそろ終盤。
お茶をもらって、味噌汁。

浅利。
ただ、この味噌汁、出汁がかなり濃厚。
東京の鮨やらしい味ではなかろうか。
やっぱり、職人がここ、ちゃんとしていると
いってよいのであろう。

腹に染み渡る。

最後は、まぐろがうまいので、
鉄火巻。

このまぐろもやっぱり、生であろう。

うまい、うまい。

やっぱりここ、ちょっとレベルが違う。

ご馳走様でした。

勘定は、なんだかんだで、5,000円弱。
まあ、これだけ食べれば、こんなものか。

かなり、腹一杯。
大満足。

 


浅草まぐろ人

台東区雷門2-18-12
03-3847-7139

 

 

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