断腸亭料理日記2022
さて、今日は麺類三本。
4138号
7月25日(月)第一食
御徒町麺屋武蔵[武骨]
一時のような猛暑日ではないが、やっぱり暑い。
と、なると、どうしても冷たいもの。
先日は、混ぜそばにしたが、今日はつけ麺
にしようか。
つけ麺というのは、その昔(1955年という)
池袋[大勝軒]に始まり、今は、かなりのバリエーション
になっているだろう。
夏場は、どこのラーメンやにも必ずある。
まあ、ラーメンの片手間にやっているところもあって、
うまいかどうかは、凸凹あるわけであるが。
界隈では御徒町ラーメン横丁の[青葉]などは
魚介系で歴史のあるものであろう。(むろん[青葉]は
中野が本店だが。)
今、ある程度メジャーなつけ麺の味の方向というのは、
魚介でこってり、ではなかろうか。
御徒町麺屋武蔵[武骨]。
暑いので、最高気温になる14時頃はちょっと避けて、
13時頃。
そこそこ満席。
ノーマルなつけ麺。
ここの麺は黄色味が強く、プリプリ系。
角煮が一つ。
背脂も入り粘度も脂も強く、味も濃いつゆ。
やっぱりつけ麺はこのくらい濃い方がうまい。
7月26日(火)第一食
さて、今日も冷たい麺。
冷やし中華にしようと、考えた。
浅草。
浅草[馬賊]の麺はうまいのだが、胡麻だれ。
甘酢のノーマルなものがよいと考えて、伝法院通りの
[ら麺亭]にきてみた。
ここで冷やし中華は食べたことはなかったと思うが
案の定ちゃんと置いていた。
ここはオーソドックスな中華そばでわんたんも
看板だと思うが、なぜか焼売も定番である。
焼売も二個もらおう。
冷やし中華。
ちょっと酸っぱめだが、定番の冷やし中華。
焼売。
浅草と焼売というのは、なにか相性がよい、というのか、
浅草らしいように思うのである。
[セキネ]は有名である。
今、一般には焼売、わんたんよりも、餃子の方が、
同じ点心でも圧倒的に人気は高かろう。
私見だが、餃子というのは、戦後引揚者によって、
根付いたメニューで、焼売、わんたんの方が、古い、
のではなかろうか。
明治大正の浅草には、たくさんの中華料理店ができ、
有名店、大きな店も随分とあったよう。(たまたま
前記と名前が同じだが浅草では[大勝軒]というところが
有名であったと聞いたことがある。)
ともあれ。
食べていると、え?!、閉店の貼り紙。
「8月29日をもって閉店させて戴くことになりました。」
とのこと。建物の老朽化。
「1986年(昭和61年)以来36年」であったよう。
移転ではなく、閉店。
浅草ではオーソドックスな中華そばは今となっては
希少であったろう。
残念である。
03-3845-0514
台東区浅草1-39-9
7月27日(水)第一食
元浅草・そば[砂場]
相変らず、今日も暑い。
もう、遠くへ出かける気が起きず、ご近所、
元浅草[砂場]。
こう暑いと、いつものミニかつ丼ともりそば
でもない。
思い付いたのは、カレーせいろ。
東京のそばやでも、カレーせいろがあるところは
そうは多くはあるまい。
そばの香りを重要視する方には、邪道と
写るかもしれぬが、私は好きである。
カレーせいろ。
濃いカレーのつけ汁。
豚肉と玉ねぎ。
豚肉はたっぷり。
辛みは強くないが、香り、苦み。
うまいもんである。
03-3841-8001
台東区元浅草1-1-1
※お願い
メッセージ、コメントはFacebook へ節度を持ってお願いいたします。
匿名でのメールはお断りいたします。
また、プロフィール非公開の場合、バックグラウンドなど簡単な自己紹介を
お願いいたしております。なき場合のコメントはできません。
断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|
2004 リスト6
|2004
リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10
|
2004
リスト11 | 2004 リスト12
|2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005
リスト15
2005
リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20
|
2005
リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006
6月
2006 7月 |
2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006
12月
2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |
2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月
2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月
2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |
2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |
2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |
2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |
2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |
2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |
2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |
2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |
2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月
2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |
2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |
2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |
2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |
2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017
1月 |
2017 2月 |
2017 3月
| 2017 4月 | 2017
5月 | 2017 6月 | 2017
7月 | 2017 8月 | 2017
9月 |
2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |
2018 5月 |
2018 6月|
2018 7月|
2018 8月|
2018 9月|
2018 10月|
2018 11月|
2018 12月|
2019 9月 | 2019 10月
| 2019 11月 | 2019 12月
| 2020 1月 | 2020 2月 |
2020 3月 |
2020 4月 | 2020 5月
| 2020 6月 | 2020 7月
| 2020 8月 | 2020 9月
| 2020 10月 | 2020 11月
| 2020 12月 | 2021 1月
| 2021 2月 | 2021 3月
| 2021 4月 | 2021 5月
| 2021 6月 | 2021 7月
2021 8月 | 2021 9月 |
2021 10月 | 2021 11月 |
2021 12月 | 2022 1月 |
2022 2月 | 2022 3月 |
(C)DANCHOUTEI 2022