断腸亭料理日記2021
3855号
5月11日(火)第二食
さて、今日は昨日の続き。
雷門の[尾張屋本店]にきたのは、もう一つ、
ついでがあったから。
少し前からの、課題、家で黒毛和牛ステーキ。
なかなかよい肉が見つからなかったのだが、
雷門の牛肉専門店[松喜]を忘れていた。
先日は、黒毛和牛のひき肉をハンバーグに
してみたのだが、これはあまりうまく作れなかった。
やっぱりまずは、ステーキ、で、ある。
今日はそれを買いにきた。
[尾張屋本店]から[松喜]は雷門通りを
はさんで、向こう側、雷門寄り。
さて、どんなものがあるか。
ここはすき焼き用の牛肉が主ではあるが、
ステーキ用も数種類ある。
ヒレ、サーロイン、、
国産、黒毛和牛など。値段も様々。
いろいろ試したいが、まずは、国産のサーロイン。
大きくはないが、求めていたようなそこそこの厚み。
ステーキは大きさではない。
なぜであろうか。
売られているのは和牛になると大きいが薄いものばかり。
薄ければ、火が通りすぎてしまうではないか。
中は、ミディアムからミディアムレアに焼きたい。
面積は小さくてよい、厚く切ってほしいのである。
これはよさそうである。
面積は大きくはないが、厚みは1.5cm以上はある。
一枚、1100円見当と、手頃。
購入。
付け合わせは?。
ロックスの西友に寄る。
やはり和風であろう。
ん!。
谷中。
谷中生姜である。
少し前から並び始めているが、
今シーズンはまだ食べていない。
ステーキだが、生の谷中生姜に味噌を
つけて。これでよいだろう。
谷中を買って帰宅。
これ。
肉は、
こんな感じ。
国産サーロイン。
脂もつけてくれた。
国産、、、、。
いわゆる、霜降りではない、が。
常温に置いておき、夜、焼く。
両面、塩胡椒。
胡椒は電動ミルで粗挽きの黒胡椒。
脂身からフライパンに入れ、加熱。
油を出し、肉を投入。
ぶ厚いというほどでもなので、さほど気を付けなくとも
よさそうである。
表裏、中火でこんがり焦げ目を付ける。
中心まで、熱が入っていないということも
あるまい。
国産牛ということなので、生わさびもおろしてみようか。
谷中は食べやすいように包丁の刃を二本入れ
味噌も出す。味噌は信州味噌。
皿にのせる。おろした生わさび、いつものめかぶも。
ビールを開けて、食べる。
切ってみる。
ちょっとドリップは出るが焼け具合は
よさそう、で、ある。
味付けは最初の塩胡椒のみ。
おお、柔らかくてしっとり、なかなかうまい。
肉のうまみも上々。
わさびもまたよし。
が!、これ、なんであろうか?。
国産牛!?。
黒毛和牛、和牛、国産牛。
輸入でない牛肉にはこの三つの種別がある。
明確な定義を調べてみた。
まず、和牛。
これは明治以前からいる日本在来の牛を食肉用に
交雑改良した4種が認められており、それらと
その交雑種が和牛。
生産されているそのうちのほとんどが黒毛和種。
そして、そのほとんどは、とある但馬牛「田尻号」を
共通の祖先にしているという。
で、国産牛というのは、種類は問わない。
生まれも、種類すら問わない。
3か月以上日本で育ち、その期間が一番長ければ
よいらしい。
一番多いのは、乳牛用のホルスタインの雄牛とのこと。
(黒毛和牛ドットコム)
http://xn--0tr555cxse3z5c.com/
ただ、なんでもよいので、米牛で好きなアンガスなども
あるらしい。
たいして考えもせず、今日は“国産牛”を買ってきた。
はっきり言えば、なんでもよいということは、
買った肉やを信用するしかない、ということか。
まあ、結果、うまかったのだが。
流石、雷門[松喜]ということか。
台東区雷門2-17-8
03-3841-4129
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