断腸亭料理日記2021
3826号
さて。
今日はちょっと戻るものもあるが、三本。
3月29日(月)第一食
元浅草ラーメン稲荷屋
なにかラーメンばかり食べている?。
この年齢にしては、かなり食べているのでは
なかろうか。
毎日の第一食の選択肢は、そば、ご飯ものでは
丼物、オムライス、中華のご飯もの、、
カレー、、、定食、、、そしてラーメン、、
まあ、このあたり。
そばでもなく、ご飯ものでもないとすると、
ラーメンということになるのである。
まあ、それにしても多いか。
今日のラーメンは、同町内の[稲荷屋]。
最も拙亭に近い、有名店であろう。
しょうゆ系が基本で、背脂もありまた、
月替わりの限定もある。
これを目当てにくるファンも多そう。
まあ、これ私には当たり外れがあるのが、ご愛敬。
今日は目先をかえて、塩、味玉入り。
大きなつくねが三つ。
海苔、メンマ、白髪ねぎなど。
アップ。
麺は細麺。
塩のスープは鶏メインか。
比較的キレのようなものは少ない深い味。
塩味はさほど強くはない。
つくねもおそらく鶏。
かなり大きいのでこれだけでも食べ応えがある。
ちょっと軟骨も入っているか。
丁寧に作っているのではなかろうか。
これも外れない。
うまいラーメンである。
台東区元浅草2-10-13 島田ビル 1F
03-3841-9990
3月30日(火)第一食
元浅草[鯉作]
これも超ご近所。
旧町の町内会だと、隣町になる永住町。
永住は池波先生の育たれた町でもあるし、
また、亡くなられた永六輔氏のご実家(お寺)もある。
私の町会は七軒町だが、永住はずっと大きい町。
左衛門橋通り沿い西側。
[鯉作]という屋号は川魚料理、で、あろう。
それでうなぎ、焼鳥が看板であったと思うが、
昼は定食、夜は居酒屋、そんな気の置けないところ。
昼、とにかく、鶏から定食。
安くて、うまくて、量がある。
丼飯。
もちろん、半ライスにしてもらうこともできるが、
なんだか、やっぱりもったいない。
それで、ちょっと足が遠のくこともある、という
私にはちょっとパラドキシカルなところ。
鶏からの一つもでかい。
うまく揚げるのには大きく、丸くすることではないかと
思っている。表面積が少ない方が中がしっとりと
揚がる。もちろん、表面はカリっと。
基本である。
珍しくはないが、うまい鶏から、で、ある。
台東区元浅草2-1-18
03-3841-4363
3月31日(水)第一食
なにを食べようか決まらずに、浅草方面に出てきた。
そば、でもない。
浅草でご飯ものというと、とんかつ、
天丼、洋食、吉野家の牛丼、、、
今日の気分はご飯ものでもない、、、
と、すると、ラーメン。
浅草のラーメンやもそこそこ数はあるが、
今は、ここが最も私には外さない店になった。
[ひむろ]はチェーンではあるが、チェーンの
中では、満足できる数少ないところ。
もう一つは、担々麺の[はしご]([寿限無])
くらいであろうか。
間違いなく、味噌。
アップ。
見よ、この真っ黄色の腰の強い北海道らしい、麺。
おろしにんにくをちょいと多めに、唐辛子も
少し。
スープはどういう味噌かわからぬが、白。
そして、豚骨ベース、なのであろう。
20代の頃であったと思うが、最初に食べた時には、
味噌豚骨の濃厚さに目から鱗が落ちる思いがしたが、
今の平均値からすれば、バランスが取れた味と
いうポジションになるかもしれぬ。
うまいラーメンである。
台東区西浅草2-1-11
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